2024年 4月 26日 (金)

フェースブック開設する日本企業 グローバル市場狙い「ファン」と交流

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早めに参入して「先行優位性」を保つ

   これら企業のファン登録者数は5000~1万人程度。これに対して22万人を超えるファンを持つのが、ファッションブランド「サティスファクション・ギャランティード」(SG)だ。全製品が日本製というのがセールスポイントで、有名人にも人気が高い。

   FBを通じて、シンガポールやインドネシアなどにファンが広がったという。1月10日にテレビ東京で放送された「ワールドビジネスサテライト」の中で、SGを展開する「エスワンオー」の佐藤俊介社長がFBに「日本のファッションについてどう思いますか」と英語で投げかけると、たちまちのうちに「格好いい」「とてもカワイイ」など、短時間で多くのコメントが寄せられた。FBでは情報発信よりも、ユーザーとのコミュニケーションを重視していると佐藤社長は番組内で話した。

   海外企業やSGのような成功事例をリサーチした上で、10年10月にFBにページを立ち上げたコンビニエンスストア大手のローソン。同社広報によると、「国内企業は、まだFBにあまり参入しておらず、先行優位性を保つため」と開設の理由を説明する。ANAなどと違ってページは日本語だけで書かれている。現時点ではFBの日本人ユーザーが必ずしも多くない点も認識した上で、今後の国内における成長性や、FB自身が日本でユーザー拡大の意向であることに期待し、まず日本語でテストを重ねながらFBの有効な利用法を探っていくようだ。

   海外を見ると、ファン数2200万人を抱えるコカコーラは別格としても、100万人以上を有する企業は決して珍しくない。国内企業にとっても、ビジネスがグローバル化する中でFBが有効ツールに化ける可能性はある。

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