2018年 6月 23日 (土)

長谷川洋三の産業ウォッチ
三井物産会長の警告:日本が「ハイクオリティ・ガラパゴス」になる可能性

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「インフラビジネスには時間軸の視点が重要だ。ベトナムの原子力発電所の受注が内定したといっても稼働するのは10年以上も先だ。すぐにお金が入るわけではないし、景気にすぐに反映するわけではない」

   日本貿易会会長の槍田松栄三井物産会長は2011年1月13日、東京都内の講演会でこう強調し、インフラビジネスに短期的な効果を期待することを戒めた。アジア、中東などの新興国では原発を新たに導入する計画が目白押し。民主党政権も原発受注に官民協力で乗り出すことに動いているが、インフラビジネスには事業リスクとともに時間がかかることを念頭に置くべきだと発言した。

「世界はハイエンド製品ばかり必要なわけではない」

   槍田会長はまた、「これからの世界は必ずしもハイエンドの製品ばかりを必要とするわけではない。日本が『ハイクオリティ・ガラパゴス』として取り残される可能性だってある」と指摘。「長期にわたるインフラビジネスで成功するにはオペレーターとして関与することが重要。低価格化の進行にはエンジニアリングの強化で対応することが必要だ」と強調していた。

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