2024年 5月 6日 (月)

「元ミニスカポリス」沢村裕美氏 神奈川県議選に立候補へ

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   女性グループ「ミニスカポリス」の元メンバー、沢村裕美氏(35)が統一地方選の神奈川県議選へ立候補することを表明した。「元ミニスカポリス」の看板は注目度が高いが、「タレント候補」扱いに沢村氏の事務所関係者は「(ミニスカポリスは)10年以上前のことですので…」と戸惑いもみせている。

   「学校での経験を生かし、社会的弱者の味方になりたい」――沢村氏は2011年1月23日、県議選を視野に政治活動を本格化させる事務所開きをし、こう決意を述べた。元タレントの沢村氏は、元・公立養護学校教諭でもある。

「ミニスカポリス」としての活動は1年間

   沢村氏が、結婚前の旧姓「久留須ゆみ」の名前で「ミニスカポリス」6代目メンバーになったのは、1999年春のことだ。

   「ミニスカポリス」は、96年から始まったテレビ東京系の番組発の女性グループで、メンバー全員が「ミニスカートをはいた女性警官」の格好をする。一時中断などを経て2011年現在も「15代目」が活躍中だ。初代メンバーの中には、「も~お、プンプン」のブリッ子ポーズで知られる女優のさとう珠緒さんもいた。

   沢村氏が目指すのは、11年4月1日に告示される神奈川県議選(横浜市泉区選挙区=定数2)だ。「泉区生活35年」と「生まれも育ちも泉区」という沢村氏は、政治の世界とはどうつながるのだろうか。一部報道では「みんなの党参議院神奈川県第1支部の副幹事長」と紹介されたが、同副幹事長職からは10年末ではずれている。来る県議選では、同党と連携はしつつ無所属で臨む方針だ。

   沢村氏を幼いころからよく知っているという事務所関係者によると、沢村氏は、東京都内の短大卒業後、幼稚園の先生を経て1年強ほどレースクイーンを務め、1999年春に23歳で「ミニスカポリス」メンバーとなった。「ミニスカポリス」としての活動は1年間で、2000年からは2年程度、テレビのレポーターなどの仕事をしていた。

   その後、玉川大学の通信教育部文学部教育学科に入り、卒業までの間の芸能活動は、「ときおり旅番組に出演する程度」だったという。卒業後、神奈川県立高校の非常勤講師を2年、同県立養護学校教諭を2年務めた。勿論、その間の芸能活動はない。

「10年以上前の活動で本人を含め戸惑いはあります」

   10年6月に横浜市議泉区補欠選挙があり、その「手伝い」を機に政治活動へ入ろうと教師をやめた。ほどなく駅前の街頭演説などの政治活動を始めたという。

   では、沢村氏が政治を志したのは、この補欠選挙がきっかけなのか。この関係者は、「いえ、自宅近くに市会議員が住んでいた関係で、子供のころから政治に関心をもっていて、レースクイーンをしていたころから『将来は政治家になりたい』と公言していた」そうだ。

   一方で「元ミニスカポリス、県議選出馬へ」(共同通信)、「元ミニスカポリス沢村ゆみ氏が事務所開き」(日刊スポーツ)などと、1月23日の事務所開きを報じた記事には、「元ミニスカポリス」の文字が躍る。前出の関係者は「仕方ない部分もありますが、(ミニスカポリスは)10年以上前の1年間の活動のことですから、本人を含め戸惑いはあります」ともらした。「タレント候補」扱いには抵抗もあるようだ。

   沢村氏は自身のサイトなどで、養護学校教諭の経験を踏まえ、障がいのある子どもの学習の場が足りず、「パンク状態」にあることを訴え、障がい児教育の充実や自立推進などに取り組みたいとしている。

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