2024年 4月 26日 (金)

「40人が八百長」発言報道 本当なら関取の6割が手を染める?

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   大相撲の八百長問題で激震第2弾の特ダネ記事が出た。「八百長メール」報道に続き、またも毎日新聞が、「竹縄親方が『約40人が八百長』と周囲に話している」と報じたのだ。「40人」という数字はなかなか刺激的だ。ちなみに前頭以上の幕内力士は42人、十両を含めた「関取」は計70人で、その6割が手を染めている、ということになりかねないからだ。

   毎日新聞の2011年3月2日付朝刊は、八百長関与を認めている竹縄親方が、「自分以外にも約40人の力士が八百長にかかわっていた」と「周辺関係者に話している」ことが分かったと伝えた。「現役三役力士の名を挙げ」「(日本相撲)協会の特別調査委員会にも実名を挙げて説明しているとみられ(略)」とも指摘している。

名前をどの程度具体的に挙げているのかはっきりしない

日本相撲協会はどう対応するのか
日本相撲協会はどう対応するのか

   さらに3月2日午前配信の毎日記事(電子版)では、朝刊報道を受け、ある中堅親方が「40人? 事実だとすれば、関取の6割ぐらいが、そういうことに関わっていたことになるのか…」と「ため息をついた」とも報じている。

   毎日記事を読む限りでは、竹縄親方が、06年初場所で付け人から八百長を持ちかけられたとする「現役三役力士」以外の名前をどの程度具体的に挙げているのか、はっきりしない。「約40人」には関取だけでなく幕下以下も含んでいるのか、なども分からない。「関取の6割」という可能性は、「約40人」がほぼ全員関取だった場合の計算だ。

   ちなみに八百長メール問題が最初に出た際の「疑惑13人」の内訳は、幕内4人(横綱・三役は含まれず)、十両4人、幕下以下・引退力士(元三役含む)5人だった。

   また、「約40人」には引退力士も含まれている可能性があるが、竹縄親方は06年初場所で持ちかけられたのが「初めて」と話したとされており、時期的にみると「約40人」には現役力士が相当数含まれていると考える方が自然のようだ。竹縄親方は2011年1月の初場所まで現役だった。

   毎日報道について、竹縄親方は3月2日11時ごろ、自宅近くを歩いているところを報道陣に囲まれて取材を受けたが、竹縄親方は無言を貫いた。

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