2024年 3月 28日 (木)

無人の店舗外ATM、相次ぎ「節電休止」

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   銀行がATMコーナーの稼働時間を相次いで見直している。有人店舗の営業時間を短縮、また無人の店舗外ATMコーナーの稼働を一時休止している。東北関東大震災に伴い、東京電力が実施する計画停電や政府の節電対策の呼びかけに応じた。

   無人の店舗外ATMについては、停電などによってATMの操作中に稼働停止になっても対応に時間がかかるなど、稼働することがかえってトラブルのもとになることもある。

   三井住友銀行は2011年3月22日から、首都圏を中心とする店舗外ATMを終日休止するほか、有人店舗のATMの稼働時間を9時~18時(毎月25、26日、週末前後の利用の多い日は通常通り)とする。

   りそなホールディングスは傘下のりそな銀行の関東エリアと埼玉りそな銀行の店舗外ATMを3月22日から終日休止する。ただ、東京都内10か所の「りそな」と、埼玉りそなの大宮駅前や浦和駅前、長瀞町役場など利便性や利用率の高い37か所は稼働する。また、有人店舗の稼働は3月28日から、9時~18時となる。

   三菱東京UFJ銀行は「検討中」としている。

   地方銀行では、横浜銀行と千葉銀行が3月18日から、有人店舗のATMの稼働時間を9時~18時に。店舗外ATMは終日休止した。埼玉県の武蔵野銀行も県内の店舗外ATMのうち、自家発電設備を備えた4か所を除き稼働を休止。群馬銀行は218か所ある店舗外ATMのうち、病院などの緊急性が高い場所にある23か所を除いて休止している。

   なお、被災地にあたる茨城県に本店を置く常陽銀行は、水戸市役所支店、大津支店(北茨城市)、福島県いわき市の植田支店のATMが18日16時30分現在、停止している。

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