いわきのアワビ・ウニ漁見送り 南相馬は米の作付け断念

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   福島第一原発に近い福島県浜通り地方の「2次被害」は、時がたつにつれてますます深刻になっている。沿岸の漁業は再開のメドが立たず、米の作付けも断念に追い込まれるところが出ている。

   県鮑雲丹(あわびうに)増殖協議会は、5月1日のアワビ・ウニ漁の解禁を前に今シーズンの漁を見送ることを決めた。福島放送が伝えた。汚染された海水による素潜り漁への健康面での不安や、震災による漁港被害などを理由に判断した。

   いわきのウニは初夏の味覚として人気が高く、ホッキ貝の殻に盛り付けて蒸し上げる「貝焼き」は特産品の一つとなっている、という。

   また、南相馬市地域水田農業推進協議会は14日、第一原発から30キロ圏外も含めて市内全域で今年産米の作付けを行わないことを決めた。

   県は30キロ圏内は原則作付け制限地域とする考えを示していた。協議会は「南相馬市内全域で適切な補償が受けられるよう強く要請する」との方針を全会一致で了承した。

   市は、30キロ圏外の住民にも避難を勧めている。また、津波の被害を受けた海岸部は農作業ができる状況にない。市内の2010年産米の作付面積は約4700ヘクタール、収量は約1万1000トン。

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