2024年 4月 19日 (金)

「すき家」震災後は一人勝ち 5月に再開牛丼値下げ合戦の行方

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   牛丼チェーン大手3社の2011年4月の売上高は、ゼンショーの「すき家」の一人勝ちとなった。東日本大震災で各チェーンが影響を受ける中、長期間の低価格キャンペーンですき家がリードした形だ。

   各チェーンは営業休止や営業時間の短縮をしていたが、大半の店舗が通常営業に戻ったことで、5月からは本格的な値下げ合戦の再開となる。

値下げキャンペーンの長さが勝敗分ける?

値下げ合戦再び
値下げ合戦再び

   4月の既存店売上高を見ると、吉野家ホールディングスの「吉野家」は前年同月比10.2%減、松屋フーズの「松屋」は2.6%減だった。

   吉野家は、並盛を通常の380円から270円まで値下げするキャンペーンを4月5~11日の7日間実施したが、2010年4月は全国で実施したのに対し、11年4月は計画停電の影響などで西日本限定での実施となった。これが影響し、2か月ぶりのマイナス。2ケタ減は8か月ぶりだ。

   通常の320円から業界最安値の240円まで値下げした松屋も、物流の停滞で10年の12日間から4日間まで短縮し、その影響で13か月ぶりのマイナスとなった。

   一方すき家は、他店よりも長い11日間、280円から250円まで値引きし、さらに前年より対象店舗を拡大した。その結果、6.0%増と好調で、15か月連続のプラスとなった。

   客数では、吉野家9.4%減、松屋8.4%減に対し、すき家は8.9%増。値下げキャンペーンの規模、期間が明暗を分けたようだ。松屋の場合、メニューの多角化で単価が6.3%増となったため、売上の減少幅は小さくとどまっている。

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