お笑いタレントの劇団ひとりさん(34)がテレビ番組で、人気アニメのフィギュアにキスをしたり、かじったりしたところ、それはアニメやファンに対する侮辱行為であり「妻も同罪」だとし、劇団ひとりさんの妻・大沢あかねさん(25)のブログのコメント欄に批判が殺到。「炎上」してしまう「騒ぎ」が起こった。劇団ひとりさんがキスをしたり、かじったりしたのは、「けいおん!」の人気キャラクター秋山澪のフィギュアと、田井中律のぬいぐるみ。秋山澪フィギュアを口の中に入れた問題となった番組は2011年5月31日放送の日本テレビ系「スター☆ドラフト会議」。この番組はスターを目指す人達が登場し、テレビや雑誌などのスカウトマンの前で自分の特技を披露。スカウトマンの札が上がれば、デビューの道が開けるという内容だ。この日はオタク5人組のRAB(リアルアキバボーイズ)が登場し、アニメやマンガなどの知識を披露した。メンバーの1人が秋山澪のフィギュアを出すと、劇団ひとりさんはフィギュアに何度もキスをし、自分の口の中に突っ込んだ。田井中律のぬいぐるみにはかじりついて振り回した。驚いたRABメンバーは「完全に、それは重罪ですよ!!!」「本当ホビロン!ホビロンお前は!!!」などと劇団ひとりさんを非難した。一連のやり取りは番組を盛り上げるためのお笑い行為のようなものだったのだが、ファンにとってアニメキャラクターのフィギュアやぬいぐるみは神聖なもの。アニメやオタクをバカにし侮辱する行為だとしてネットで取り沙汰された。劇団ひとりさんに直接抗議をしたいが、劇団ひとりさんのブログやツイッターは見当たらない。そこで妻の大沢さんのブログのコメント欄に抗議のカキコミが殺到した。「だからアニメオタクはキモイと言われるんだ」大沢さんがブログを更新すると毎回100程度のコメントが付くが、5月27日付けの最新ブログには現在1500を超えている。コメントを見ると「てめぇの夫は絶対にやってはいけないことをした」「旦那の責任は嫁の責任だろww」「お前の旦那が僕の澪たんを噛んだ。許さないからな。早く謝れ」といった非難が集中し「炎上」している。今回の「炎上」騒ぎについてネットの掲示板やブログを検索すると、大人気アニメのキャラクターをギャグに使った場合、こうなることは予想できた、という意見も多いが、大沢さんに同情する人や、「ここまでくるとアニメ原理主義だな」「だからアニメオタクはキモイと言われるんだ」などと「炎上」させている人に対する非難も多く出ている。
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