2024年 5月 6日 (月)

「ぴーかんテレビ」放送事故 下請け処分で幕引きか?

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番組スタッフ構造の問題?

   元放送技術者でコラムニストの小寺信良さんはネットメディア「BLOGOS」で8月12日、タイムキーパーが放送前日にテロップを確認する流れの問題を指摘している。小寺さんは、タイムキーパーには伝統的にテレビ局員ではない女性が多いとしたうえで、

「50過ぎのベテランCG屋さんと女性TK(編集部注:タイムキーパー)さんでは、立場的にTKさんのほうが弱い。悪ふざけを注意するにも、かなり気を遣った言い回しをしないといけなかっただろうということが想像できる。それがゆえに、訂正の依頼だと受け取られなかった可能性は高い。きちんと演出サポートの役割を担うADを使わず、TKさんを便利に使っていた番組スタッフの構造に、まず問題がある」

と指摘する。また、技術者でないはずのタイムキーパーに、テロップの送出作業を行わせていたことも問題という。

「今回の事故は、もちろんふざけたテロップを本当に作った担当者のモラルが第一に問われる点は揺るぎないが、それ以外では現時点で検証番組(編集部注:謝罪放送)を見る限り、TKさんをいいように使っていたテレビ局側の人的リソース管理、外部スタッフの待遇の問題が浮上したと思う」

   東海テレビは後日、第3者委員会をまじえて検証番組を作り、放送する考え。小寺さんは、「今回の一件では、この点を指摘する人がいないまま、CG担当者とTKさんの責任として、契約を切って終わりにしてしまうのではないか」と懸念を示している。

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