ゴタゴタ続くオリンパス 今度は外国人社長半年で解任

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

コスト削減策で対立か

   オリンパスは最近、繰り返される医療や産業用検査機器メーカーへのM&A(企業の合併・買収)や、内部告発社員の配置転換をめぐる裁判の敗訴など、なにか社内がゴタついている。

   ウッドフォード氏と日本人経営陣とは、コスト削減策の進め方で対立していたようだ。森久志取締役副社長執行役員は記者会見で、「オリンパスは研究開発(R&D)に大きな投資をしてきており、削減には慎重にならざるを得ない。ウッドフォード氏は何を残して何を残さないという考え方が(日本人経営陣と)少しずれていた。かなり削減に傾いていたきらいがある」と述べた。

   広報担当者も、「方向性は同じだが、考え方や進め方で一致しないところがあった」と、ウッドフォード氏がコスト削減に、かなり熱心だったことを認める。

   前出の枝川氏は、「おそらく株主は日本人経営者では大胆なこと(経営改革)はできないと考えたから、外国人社長を歓迎したはず。欧米では、株主の意向を汲んで経営することが正しいと理解しています。しかし、この考えを日本人が理解するには時間がかかるでしょう」と、企業風土の違いを指摘する。

1 2
姉妹サイト