2024年 4月 18日 (木)

新入社員はツイッターに無防備 「実名登録」「社名公表」リスクいっぱい

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   新年度を迎えて、全国の企業では新入社員が社会人としての第一歩を踏み出した。業務を覚えて戦力としての活躍が期待される一方、常識人として成長するためにビジネスマナーも身につけねばならない。

   特にツイッターやフェイスブックといったSNSは、使い方によっては業務上のトラブルに発展しかねない。不用意なツイートで会社の看板を傷つける恐れがある。

入社式のひとコマ、社名が分かる写真をアップ

スマートフォンで気軽にツイートする際もご注意
スマートフォンで気軽にツイートする際もご注意

   2012年4月1~2日にかけて、ツイッター上には入社式に関する投稿が並んだ。同期の仲間と収まったスナップや、研修の様子を写した画像も見られる。

   だが少々気になる点もある。入社式の最中に自席から撮影されたような写真や、会社名がはっきりとわかる画像もあるのだ。式が退屈だとにおわせる書き込みも登場する。投稿者は実名だったり、仮名でも本人と思われる写真がアップされていたりした。

   そんな中、あるユーザーのツイートが注目を浴びた。30分程度で10人の新卒者のアカウントを特定したと明言。そのうち5人はプロフィル欄に会社名を入れており、3人は本名が特定できたとした。その気になれば、どこの企業に勤務する誰がどんなツイートをしているか、短時間で探し出せるという好例だろう。

   新入社員がツイッターの発言でトラブルにつながった事例は、たびたび起きている。2011年、スポーツ用品メーカーの社員が、来店したプロスポーツ選手について「悪口」ととられる内容を書き込み、インターネット上で「犯人探し」されてしまった。その後、このメーカーは選手本人らに謝罪することとなった。

   東京電力の新人とみられる人物が、交流サイト「mixi」でかみついたこともあった。東日本大震災と原発事故から1か月ほどしかたっていない時期に、批判的なコメントに対して「文句があるなら電気使うな」「(東電の幹部らを)批判する人間は自分が原発に行けばいいんじゃないですかね?」と返してしまったのだ。

   プロフィル欄には社名や本名がなかったが、ネット掲示板でこの人物を特定しようとの動きが高まり、その結果、mixiにある承認制の「東電2011年新入社員コミュニティー」に入っていることが突き止められたのだ。本人が身分を偽って入会している可能性もあり、本当に東電の新人だったかは微妙だが、その後この人物はmixiを退会している。

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