2018年 12月 18日 (火)

2011年に入ってユーザー数減少 本家米国で「フェイスブック疲れ」

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   交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)が、おひざ元の米国で成長にかげりが出始めたようだ。会員の活発なコミュニケーションが減っており、新規会員も頭打ちになっている。

   米国人はSNSやFB疲れを起こしているのではないか――。そんな見方をする識者も現れた。プライバシーが何もかもあらわになることに会員が抵抗感を示し出したという。さらに肝心のプライバシー情報も、FBの運営側の取り扱いについて米消費者団体専門誌が注意を促した。

近況の書き込みや写真アップするユーザーも減少

プライバシーをさらけだすのが心配に
プライバシーをさらけだすのが心配に

   世界中で会員数が9億人を突破し、5月中には新規株式公開(IPO)を控えるFBで、地域別の会員数が最も多いのは米国だが、既に成長のピークを超えたことを示すデータも出た。英国のオンライン市場調査会社、グローバルウェブインデックスが2011年11月にまとめたSNSに関する調査結果を見ると、米国は全体の人数では他地域を圧倒しているものの、2011年に入ってユーザー数が減少に転じているのだ。

   この調査は2009年以降6回実施されているが、ほかにも気になるデータがある。米国ではFB会員による利用状況が、初回の調査以降減退している点だ。例えばFB上でお祝いの電子カードのような「バーチャルギフト」を友人に贈ったり、共通の趣味や活動のグループに参加したりする割合は15%以上も減少。自分のページに近況をつづったり写真を公開したりする人も、それぞれ10%、5%ずつ少なくなっている。友人にメッセージを送る、新たな友人を積極的にFB上で探し出してコミュニケーションを楽しむユーザーも減った。

   一方で、「FBに疲弊している米国人」も話題になっている。ダイヤモンド・オンライン2012年4月24日付の札幌市立大学、武邑光裕教授とエイベック研究所の武田隆氏による対談記事で、武田氏は、FBが今やゴシップにあふれていると指摘。武邑教授も「米国では40代の人たちの多くがFBから撤退している」と説明した。FBは実名制がとられているため、個人的な「しがらみ」を持つ人はプライバシーがむき出しになることへの警戒感からやめてしまうようだ。

   武邑教授らが指摘した米国人ユーザーの「FB疲れ」がどこまで深刻化しているのかは分からないが、会員数、活動の実態いずれもダウンしているところを見ると、「FB離れ」が進んでいると考えられなくもない。

   さらにFBが入手する膨大な量の個人情報について、米コンシューマー・リポート(CR)誌が2012年6月号で「警告」を発したのだ。

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