2024年 5月 4日 (土)

全高約6メートル、龍の模様 中国に「本物」の巨大ガンダム像

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   中国で行われるアニメイベントに巨大ガンダム像が登場する。中国でガンダムといえば、著作権を無視したいわゆる「中華ガンダム」だが、今度は本家の「公式」ガンダム像で、日中双方のネットで話題になっている。

   ガンダム像が登場するのは2012年7月12日から16日まで上海で開催される大型アニメイベント「第8回中国国際動漫遊戯博覧会」。

脚と肩に「龍」のデザイン

上海に登場するガンダム像のイメージ画像 (C)創通・サンライズ
上海に登場するガンダム像のイメージ画像 (C)創通・サンライズ

   全高約6メートルの巨大像で、漫画「中国版・機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」を中国の漫画誌に連載している「北京顔開文化発展有限公社」がカラーリングデザインを担当した。

   ガンダムの作中での型式番号は「RX-78-2」として知られているが、中国に登場するのは特別版の「RX-78-2 GUNDAM SPECIAL EDITION」。基本的なデザインは通常のガンダムと同じなのだが、まず、左脚部と右肩部にグレーで龍のような模様が入っている。そして左肩部にははっきりとした大きさで「龍」の文字が。龍は中華民族の象徴だ。このデザインをモチーフにしたガンプラも中国で発売される。

   中国のガンダムといえば、2010年から11年にかけて話題になった「偽ガンダム」像だ。四川省の遊園地に登場した著作権無視のものだったが、稚拙な造形と無茶苦茶なカラーリングで注目を集めた。

   今回は中国で初の公式ライセンスガンダム像ということで日中双方のネットで話題になっている。

「どうせ偽ガンダムみたいになるんでしょ」

   日本のツイッターや2ちゃんねるでは「またパチモンか?と思ったら本物だったでござる」「これいってくるわ!」「意外とちゃんとしてた」といったものが多い。また、ガンダムシリーズにはドラゴンガンダムなど、中国人キャラクターが操縦する機体があるが、「せっかくなんだから、ドラゴンガンダムかシェンロンガンダムにしろよw」という声もあった。

   中国のネットでは「上海ガンダム楽しみ!」といった声もあったが、やはり「偽ガンダム」のイメージが強烈だったらしく「どうせ天香2号(偽ガンダム)みたいになるんでしょ?」「天香2号ならいらないから!」という書き込みがある。

   また大きさについて「6メートルって低くない?3分の1のリアルなガンダム」というもののほか、龍の模様についても「何枚かシールを貼っただけか」「龍の模様がある。ヤクザの世界の不良ガンダムだな」といった見方があった。厳しい声も少なくないようだ。

   ただ、まだデザイン画が明らかにされた段階だ。完成すれば6メートルでも結構な大きさだし、かなり見応えのあるものになるだろう。

   バンダイ広報によると、巨大ガンダム像は現在中国、広州の工場で製作している。中国製と言うと少し不安になるが、日本人スタッフが監修しているといい

「過去の背景もありますが、オフィシャルのものを提供することで、現地の人にも本物の魅力と迫力を味わって頂ければ。日本のガンダムと、中国文化の龍が融合しているところが見所です」

と話していた。

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