2019年 10月 14日 (月)

「マイルドセブン」名称変更の理由 世界一の新ブランド目指すグローバル戦略

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海外市場の掘り起こしに注力

   JTのグローバル戦略はここ数年、急展開をみせている。1999年には米RJRナビスコ社傘下の「ウィンストン」や「キャメル」といったブランドを買収。これまで「マイルドセブン」を積極的に海外で売る戦略をとらなかったのは、この両ブランドの浸透を優先していたためだ。

   12年5月にはベルギーのたばこメーカー、Grysonの買収を発表。8月8日の発表会で、小泉社長は「リーマン・ショック後、景気の悪化とともに喫煙者が安価なブランドに流れた。こんなことは初めてで、ブランドを階層別に分けることが重要と感じた。ベルギーのGrysonの買収は比較的安価なゾーンにあたる。逆に景気がよくなっていくときにプレミアムのゾーンを考えたときに、『メビウス』が必要になってくる」と説明。欧州向けにプレミアム市場を掘り起こす考えをにじませた。

   JTの売上げ構成比をみると、12年3月期の連結売上収益2兆338億円のうち、国内たばこ事業が31.8%で、海外たばこ事業47.5%、その他の医薬品や食品・飲料事業が20.0%を占めている。

   JTの「2012年 全国たばこ喫煙者率調査」によると、国内の喫煙者率は21.1%と17年連続で前年を下回り、過去最低となった。そうした中で海外たばこ事業、なかでも採算性の高い「プレミアム」たばこの販売を伸ばしていくことは命題ともいえる。

   今後の販売目標についてJTは、具体的な販売数量などは明らかにしなかった。しかし、現在は米フィリップモリスの「マールボロ」が世界一のプレミアム・ブランドとして「君臨」するが、「いずれはそれを凌駕したい」とも語った。

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