2018年 7月 23日 (月)

「ゆったり」「空のレストラン」 JALが10年ぶりビジネスクラス大刷新

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   日本航空(JAL)は2012年9月13日、国際線主力大型機のボーイング777-300ER型機向けの新サービスの内容を発表した。ファースト~エコノミーの全4クラスで新座席を導入し、「空の上のレストラン」をテーマに機内食を一新する。

   10年の経営破たんの影響で設備投資が出遅れていた同社だが、9月19日の再上場を直前に控え、「『追いついた』ではなくて『追い越した』『追い越したい』という思い」(植木義晴社長)で投資を加速させる。

エコノミーは足元が10センチ広くなる

発表されたプレミアムエコノミーの座席に腰掛ける植木義晴社長
発表されたプレミアムエコノミーの座席に腰掛ける植木義晴社長

   新サービスが導入されるのは、13年1月の成田-ロンドン線をはじめとした、成田-ニューヨーク線など欧米線に就航している13機。

   具体的には、ファーストクラスは個人モニターのサイズが19インチから23インチに拡大。ベッドのサイズも大きくなった。ビジネスクラスでは、完全に座席が平らになるフルフラットシートをJALとして初めて導入。座席の前後の位置をずらして、すべての座席から通路に出られるようにした。プレミアムエコノミーは、前の座席との間隔(シートピッチ)を約10センチ拡大。一昔前のビジネスクラス並みの快適さを目指した。エコノミークラスでは、シートピッチが5~7センチ拡大し、背もたれが3センチ薄くなったこともあって、足元の空間が10センチ大きくなった。幅も2センチ広くなった。

   機内には、ファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミークラス135席の計232席を設置。シートをゆったり配置した分、座席数は従来機種と比べて5~15%減少している。

   機内食も一新。ファーストクラスとビジネスクラスについては、ミシュラン3つ星の「日本料理龍吟」の山本征治シェフら4人のスターシェフを迎えてメニューを開発した。プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、食器を新しいデザインに変更し、日本全国の「ご当地メニュー」を取り入れる。

「ここ数年間、十分な投資ができない状況だった」

発表されたビジネスクラスの座席。JALのビジネスクラスとしては初めてフルフラットシートを導入した
発表されたビジネスクラスの座席。JALのビジネスクラスとしては初めてフルフラットシートを導入した

   JALがビジネスクラスを大幅リニューアルするのは02年以来10年ぶり。すでに全日空(ANA)はビジネスクラスにフルフラットシートを導入しており、JALは設備投資の遅れが目立っていた。植木社長は、

「ここ数年間、十分な投資ができない状況だったのは皆さんご存じのとおり。ビジネスクラスのフルフラットは、我々の切なる望みだった」

と述べ、公的支援を受けた企業として国民に還元すべきだとの指摘を念頭に、

「まさにそういった意味を含めて、最高のサービス、商品、ネットワークを提供していきたいというのが我々の思い」

と強調した。

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