スピルバーグ監督「謎が解けた」! 学習障害「ディスレクシア」を告白

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   「E.T.」や「ジョーズ」などで知られる映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が、「ディスレクシア」という学習障害を持っていると明かした。

   過去にトム・クルーズさんらハリウッドスターなどがディスレクシアを公表しており、特に英語圏では珍しくないようだ。ディスレクシアとはどのような障害なのだろうか。

ディスレクシア原因で中学時代にはいじめも

ディスレクシアの人の見え方の一例(EDGE公式サイトより)
ディスレクシアの人の見え方の一例(EDGE公式サイトより)

   スピルバーグ氏は2012年9月12日、学習障害を持つ若者向けのサイト「Friends of Quinn(フレンズ・オブ・クイン)」の独占インタビューに登場した。スピルバーグ氏は5年前に「ディスレクシア」と診断されたことを初めて明かし、学生のころ読み書きのレベルが同級生より遅れていたことについて「謎が解けた」と振り返った。

   スピルバーグ氏が学生時代を過ごした1950年代には学習障害に対する知識がなく、教師には十分に勉強していないと思われることもあった、特に中学時代には多くのいじめを受けたと告白した。しかし10代初めから撮り始めた映画が心の支えになったという。

   スピルバーグ氏は学習障害を持つ若者へのメッセージとして、「学習障害は思っているより一般的だ。君は一人じゃない。対処法もあるし、それが原因で人生が不利になるわけではない」と語った。

   そもそもディスレクシアとはどんな障害なのか。ディスレクシアの正しい認識の普及と支援活動を行う「特定非営利活動法人 EDGE」の公式サイトでは、「知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状」と説明されている。

   一般的な特徴として、音と文字をつなげる能力(音韻認識)が弱い、文字の形や構成している部分を正しく認識できない、全然読めないのではなく正確さと流暢さに問題がある、などが挙げられる。具体的には文字が動いたり、かすれたり、違う行に移動してしまうなどの見え方がある。欧米では人口の10~15%、日本でも5~8%がこの障害を持っていると言われているという。対処法は個人によって様々で、見やすいフォントやサイズを使う、行間を十分空ける、色つきの透明フィルターを文字にかざすなどが考えられるそうだ。

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