2019年 12月 7日 (土)

巨人師弟コンビ「国民栄誉賞」に疑問の声 ゴジラ松井の受賞「早すぎないか」

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   プロ野球で一時代を築いた長嶋茂雄氏と、大リーグでも活躍した松井秀喜氏の2人が同時に国民栄誉賞を受賞することが確実となった。巨人時代は監督と選手の枠を超えて師弟関係を結び、その絆は今も固い。

   長嶋氏に対しては長年の功績から「むしろ受賞するのが遅いくらい」との声が上がったが、松井氏の場合は昨季現役を引退したばかり。「ほかにふさわしい候補者がいたのでは」と首をかしげる人もいる。

記録面では2人を上回る選手がいる

ミスターとゴジラのダブル受賞を報じる各紙
ミスターとゴジラのダブル受賞を報じる各紙

   「ミスター&ゴジラ」の国民栄誉賞ダブル受賞。長嶋氏は、現役時代ははつらつとしたプレーや、天覧試合でのサヨナラ本塁打など「記憶に残る選手」としてファンを魅了。監督としては日本一に2度輝き、後に球界を代表する選手を何人も育てた。名実ともに「ミスタープロ野球」のスーパースターだ。

   長嶋氏の愛弟子のひとりが松井氏。巨人に入団後は期待通り4番に座ると、2002年には50本塁打を放つ。2003年にニューヨーク・ヤンキースに移籍するとここでも勝負強さを発揮し、2009年のワールドシリーズでは日本人選手初のMVPに選ばれた。

   2人とも輝かしい実績を残している。だが、過去に野球選手として国民栄誉賞に選ばれた王貞治氏、衣笠祥雄氏と比べると、王氏は世界最多記録を更新する756号本塁打(通算では868本)を放ち、衣笠氏は世界新記録の2131試合連続出場といずれも「世界一」の称号を得ていた。賞を辞退したイチロー選手(現ヤンキース)も、大リーグでシーズン最多安打はじめ数々の記録を更新している。記録面だけをみると、長嶋氏や松井氏を上回る人物は少なくない。

   実際に、2013年4月1日に開かれた菅義偉官房長官の記者会見では、報道陣から「成績だけ見ると野村克也氏や張本勲氏ら長嶋氏以上の成績を残している選手もたくさんいる」「大リーグで活躍した野茂英雄氏は対象にならないのか」と、2人の選考理由に質問が出た。松井氏は大リーグ移籍後、本塁打王や首位打者といった主要な個人タイトルは獲得していない。一方で野茂氏は日本人大リーガーの「パイオニア」的な存在として海を渡り、新人王や2度のノーヒットノーランを達成している。投手と野手の違いはあるが、実績面では松井氏に勝るとも劣らない。

   菅官房長官は、長嶋氏については国民的なスターとして社会に夢や希望を与え、野球界の発展に貢献した点を評価し、松井氏は現役引退したことを「ひとつの区切りだった」としたうえで、両氏への授与の要望が高かったと説明した。

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