2022年 12月 6日 (火)

大学生の就活解禁、繰り下げへ 一括採用も曲がり角

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   大学生の就職活動の解禁時期が現行の「3年生の12月」から「3年生の3月」へと3カ月繰り下げられることが決まった。安倍晋三首相が4月19日に経団連など経済3団体に要請し、経済界が受け入れを表明したからだ。2016年卒の学生(今の新2年生)から適用される。

   長期化する就活が学業にもたらす悪影響の緩和が目的。ただ、グローバル化の進展で外資系や通年採用する企業が増加し、かつてのような横並び意識は希薄化している。解禁ルールは紳士協定であり、実効性の確保は困難。新卒一括採用というシステムそのものが曲がり角を迎えている。

選考活動は8月にずれ込む

   就活は経団連の倫理憲章に基づき、現在は3年生の12月の会社説明会で解禁され、4月から筆記や面接など選考活動が行われる。安倍首相は経団連、経済同友会、日本商工会議所の首脳との会談で、この解禁時期を遅らせるよう要請した。経済団体側から異論は出ず、解禁は3年生の3月に、選考活動も8月に遅らせることになる。

   経団連の倫理憲章は会員企業の採用活動の指針で、今回の決定を盛り込むために憲章見直しが必要になる。会員企業には大企業や有名企業が多く、今回の繰り下げにも「充実した大学生活を送ってもらいたい」「落ち着いて勉強や就活ができるようになる」などと優等生的発言で賛意を示す。

   しかし、理系学生を多く採用する大手メーカーは「理系は4年の夏に実験と就活が重なる。学生も企業もタイトなスケジュールになり正直頭が痛い」と本音を吐露する。さらに解禁時期の繰り下げは採用期間の短縮につながり、人気が低い業種や中小企業にしわ寄せがいくとの指摘もある。

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