2024年 5月 3日 (金)

東京ディズニーランド独り勝ち続く 少子化乗り越える次の一手は

外国人客の呼び込みどうなるか

   このディズニーの成功から全国でテーマパークが相次いで開業した。2001年開業のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)。金融機関からの巨額の借り入れが経営の足を引っ張り、増資を実施するなどして2007年度になって黒字転換した。

   長崎県佐世保市にオープンしたハウステンボスは毎年赤字が続いて経営破綻し、エイチ・アイ・エスの子会社となった。

   独り勝ち状態が続くディズニー。だが、全国のテーマパーク来園者は2003年度の7442万人をピークに減少し、2011年度には6694万人まで落ち込んだ。少子高齢化に伴う市場縮小リスクはディズニーも無視できず、新たな対策を打ち出す必要性に迫られている。そこで外国人客の呼び込みなどを目指したが、日中関係の悪化から外国人客の中心だった中国人が2012秋から急減するという思わぬ事態が生じている。震災のほかアトラクションの重大事故など、どんな苦境の中でも成長を続けてきたディズニー。「次の一手」に注目が集まる。

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