2020年 6月 1日 (月)

マクドナルド・原田社長がマスコミに恨み節 不振は「100円マック消えた」報道のせい

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   業績低迷からの脱却を目指すマクドナルド。原田泳幸会長兼社長が陣頭指揮をとり、低価格帯メニューの見直しや「1000円バーガー」のような話題商品を投入してテコ入れを図ったが、直近の決算は冴えない結果となった。

   2013年通期の業績も減収減益の見通しだ。原田社長は会見で、不振の一因はメディアの報じ方にあるとにおわせる発言をした。

低価格帯メニュー拡充、2か月連続で売上高増

値下げしたメニューもあったのだが
値下げしたメニューもあったのだが

   原田社長の「恨み節」が掲載されたのは、2013年8月10日付の東洋経済オンライン。マクドナルドは4月18日、いわゆる「100円マック」の見直しを発表。主力商品の「ハンバーガー」や「マックシェイクSサイズ」を120円に値上げするとした。一方で、190~230円で販売されていた「マックフライポテトSサイズ」は150円と値下げに踏み切った。100~200円の価格帯商品の充実を図るねらいだが、報道では100円マックの消滅に比重が置かれたのだという。

   そこで、「バリューピックス(低価格メニューの拡充策)を開始したにもかかわらず、お得感が下がることはありえない。申し上げにくいことだが、メディアが"100円マックは消えた"と報道したせいではないか」との発言が飛び出したようだ。

   確かにこの発表後の主要各紙は、100円商品の値上げにクローズアップしている。見出しを見ると、「マクドナルド、ハンバーガー100円から20円値上げ」(4月18日付日本経済新聞電子版)、「減る100円マック 値上げ、セットに誘導」(4月19日付朝日新聞朝刊)、「マクドナルド値上げ 脱『100円』吉か凶か」(4月19日付読売新聞朝刊)といった具合だ。それまでマクドナルドの業績アップの原動力となってきた100円マックの終了という方向転換だけに、注目したのは無理もないだろう。

   実はその後、売上高が一時回復する。料金改定が反映された2013年5月の全店売上高は前年同月比2.1%増と2012年8月以来のプラスで、翌6月も同2.6%増となった。苦戦していた既存店の売上高も同じ時期に2か月連続で増加している。ただし7月になると、全店売上高は同0.8%減、既存店売上高も同2.7%減と「逆戻り」してしまった。

   それでも5、6月と好調だったのは客単価のアップが貢献したためで、一部値上げが奏功したと考えられよう。日本フードサービス協会の2013年6月の市場動向調査結果を見ても、「洋風」のファストフードは売上高、客単価ともに前年同月比増。こうなると、「100円マック終了報道」が業績回復を妨げたとは言えないのではないだろうか。

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