血液製剤に中南米の感染症確認 10人に輸血の可能性

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   厚生労働省と日本赤十字社は2013年8月14日、中南米の感染症「シャーガス病」の抗体陽性を国内の献血で初めて確認したと発表した。

   シャーガス病は中南米に生息するカメムシの仲間「サシガメ」が人の血を吸う際、傷口から感染してする。10~20年は症状がないが、心臓が徐々に肥大し、死亡することもある。

   抗体は中南米出身の40代の男性が6月に献血した血液の検査で見つかった。男性は2006年ごろから日赤がシャーガス病対策を始めた12年10月までの期間に、少なくとも9回献血しており、保存された血液を調べたところいずれも抗体陽性だった。

   6月分の献血についてはすでに出荷を差し止めたが、過去の献血を基につくられた血液製剤11本が8医療機関で10人程度の患者に輸血された可能性があることが判明している。厚労省と日赤は患者の特定や感染の有無の調査を進めている。

   日赤は12年10月以降、献血時の問診で中南米諸国出身か、4週間以上の滞在歴があるかを尋ねている。該当者のうち同意が得られた人を対象に今年1~7月に抗体検査を実施し、結果が判明した2255人中、陽性はこの男性だけだった。

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