2024年 4月 25日 (木)

一般職中心に国家公務員の採用大幅増 就活生に朗報、2015年もさらに門戸広がる?

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   就活生に朗報だ。民主党政権時に進められていた国家公務員の新規採用の抑制策が見直されたため、2013年度(14年春入省)の国家公務員一般職試験(大卒程度、旧2種試験)の合格者は6017人と、前年度の2.1倍に増加した。

   2015年春の公務員採用も、同様の傾向が続くとみられる。

合格者、一般職は2.1倍、総合職も1.3倍増える

国家公務員の採用は増えるようだ!
国家公務員の採用は増えるようだ!

   政府は国家公務員の新規採用について、2014年度の国家公務員の新規採用方針で、国家公務員の採用の上限数をあらかじめ設定する民主党政権時の採用方式をやめ、14年4月の入省予定者から、各府省が必要に応じて採用数を決められる方式に戻すことを決めた。

   政権交代前、民主党は2009年に約30万人だった国家公務員の定員を5年間で約3万人削減する合理化計画を打ち出した。09年度の新規採用(8511人)と比べて、11年度は37%減の5333人、12年度は26%減の6336人、さらに13年度は比較可能な1974年以降で最も少ない3780人(56%減)に抑えるようにした。

   しかし、その結果、年齢層にバラツキが出て組織の歪みが生じたり、新たに公務員を希望する人、なかでも若者の雇用が減ることなどが懸念されたりと、自民党は大幅抑制に反発。政権交代後の2013年1月、13年度(14年春入省)の採用人数を4165人に増やすなど、「過度な抑制ではなく、必要に応じてやる」(新藤義孝総務相)ことにした。

   そうした中で、人事院は2013年8月21日、2013年度(14年春入省)の国家公務員採用一般職試験の合格者6017人を発表した。合格者数は前年度の2.1倍に増加。各省庁が採用枠を広げたため、2年ぶりに増加した。

   合格者のうち女性は1722人。全体の28.6%を占め、前年度から1.2ポイント上昇した。前年度に13.7倍あった倍率は6.0倍に下がった。

   これより先の6月24日に発表した、政策の企画・立案などを担う総合職(旧1種試験)試験の合格者は、前年度より約1.3倍、383人多い1753人。女性の合格者は28人増の342人で、全体に占める割合は19.5%だった。

   人事院によると、2013年4月に、実際に入省した人は一般職2893人の合格者に対して約1000人、総合職1370人に対して500人弱という。「14年度は各省庁も採用予定人数を増やしていますので、それ(合格者)に見合った人員を確保すると思います」(人事院)と、採用が増えることは間違いないようだ。

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