幼稚園送迎バスで津波犠牲 園側に賠償命令

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   宮城・石巻市の私立日和幼稚園の送迎バスが東日本大震災の津波に巻き込まれ、園児5人が死亡した事故について、4人の遺族が「安全配慮を怠った」として運営法人と当時の園長に計約2億7000万円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は2013年9月17日、園側に約1億7700万円の支払いを命じた。津波の犠牲者遺族が管理責任をめぐって起こした裁判で判決が出たのは初めてとなる。

   裁判では園側が大津波を予見することができたかどうかが大きな争点となっていたが、仙台地裁の齊木教朗裁判長は「巨大地震の発生を予想できなくても、およそ3分間も続いた巨大地震の揺れを実際に体感したのだから、津波を予想できたはずだ。園長は津波警報が発令されているかどうかなどの情報を積極的に収集する義務があったのに怠った」と指摘した。

   読売新聞の報道などによると、バスは11年3月11日15時頃、高台から低地の海沿いに向かい、7人を降ろした後、園に戻る途中で津波に巻き込まれ横転。園児5人と女性職員1人が死亡、運転手は車外に押し流されたが無事だった。

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