2019年 9月 19日 (木)

高橋洋一の自民党ウォッチ
みずほ銀「隠蔽」否定発言が示すこと 「金融庁に事前報告」の可能性ないのか

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みずほ問題は金融庁にも飛び火する?

   もう一つの可能性は、いずれ金融庁に内通されることを知ったみずほ銀行から金融庁に事前に報告があった可能性もある。この場合は、ほとんど処理が金融庁の(検査局でない)監督局内で行われ、金融検査はきわめて形式的になる。

   事実と異なる報告を見抜けなかった金融庁に批判の声が出ているが、今回の事案処理が前者であるのか後者であるのかがポイントだ。

   前者の場合、取締役会の資料を金融検査で求めないことはあり得ない。一定期間の取締役会の資料をすべて持ってこいというのも金融検査ではありえる。銀行内に常駐して検査しているからだ。もし資料がないと金融検査で言われたら、銀行の誰がないといったのか、銀行全体としてないという回答で問題ないとの見解まで出させるのが普通だ。

   後者の場合は、金融庁内で話し合いが行われるので、エビデンスの確認に甘くなることがときどきある。

   佐藤頭取は「金融検査でも求められなかった」と言っている。事前に金融庁監督局に報告していたとすれば、みずほ問題は金融庁にも飛び火するかもしれない。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2005年から総務大臣補佐官、06年からは内閣参事官(総理補佐官補)も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「財投改革の経済学」(東洋経済新報社)、「さらば財務省!」(講談社)など。


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