2024年 4月 30日 (火)

肛門から粉噴出、局部露出オムツ交換… 「笑ってはいけない」BPO審議入りは仕方がない?

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   日本テレビ系のバラエティー番組「絶対に笑ってはいけない」といえば、大みそか恒例となった人気シリーズだ。2013年12月31日放送の最新作「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」は、第1部が19.8%、21時からの第2部が17.2%と、紅白歌合戦に次ぐ民放トップの視聴率を記録した。

   そんな「笑ってはいけない」が、このほど放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議入りしたことがわかった。問題とされたのは、「下品な局部露出」だ。

注射器10本分の粉を放屁とともに…

「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」公式サイト
「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」公式サイト

   BPOの青少年委員会は14年1月28日、会議を開き、「地球防衛軍24時!」を視聴の上討論した。

   BPOの発表によると、「お尻の中に粉を入れ、他の人に吹きかけるシーン」「お尻でロケット花火を受け止めるシーン」「赤ちゃんに扮した男性のオムツ交換をして局部を露出したシーン」について、「それぞれ局部は映像加工されているものの、放送基準に照らして問題があるのではないかなどの意見が出され、審議入りを決めた」という。

   BPOが問題としたシーンについて、詳細を確認するべく番組を見てみた。

   まず、「お尻の中に粉を入れ、他の人に吹きかける」は、「救出訓練」という企画の中の1場面だ。「侵略者」に捕えられた松本人志さん(50)の監禁場所を示す地図の入った宝箱を見つけ、救出に行かなければならないのだが、その最中に「鬼」に捕まると罰ゲームが遂行される、という企画だった。

   訓練開始から40分経過した頃、鬼の1人として江頭2:50さん(48)が登場した。ココリコの田中直樹さん(42)を捕まえた江頭さんは、肛門に注射器10本分の粉を注入。パンツを下ろし全裸になった江頭さんは、四つん這いにされた田中さんの顔目がけて、放屁とともに粉を噴出した。江頭さんの局部は、江頭さんの顔写真で隠す加工が施されていた。

   この罰ゲームは12年大みそか放送の「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時!」でも行われたもので、この時はココリコの遠藤章造さん(42)が被害にあっていた。

ロケット花火を肛門で受け止める

   「お尻でロケット花火を受け止める」は、「海上部隊同士の抗争を仲裁する」という企画で行われた。

   出川哲朗さん(49)率いる出川部隊と、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(53)率いる上島部隊が意地の見せ合いをしたのだが、出川部隊が「ロケット花火を股間で受け止める」ことに挑戦した。

   ふんどし一丁のフットボールアワー・岩尾望さん(38)、ケンドーコバヤシさん(41)が台の上に乗り、直下から打ち上がるロケット花火を股間に直撃させた。隊長の出川さんは、斜め下から飛んでくるロケット花火を肛門で受け止めてみせた。

   最後の「オムツ交換」は、「ガースー地球防衛軍託児所」という託児施設の紹介VTRで流れたものだ。

   ジミー大西さん(50)が子守り役「マザー・ジミー」に扮し、「笑ってはいけない」総合演出のヘイポーさん(59)が、おしゃぶりをくわえ、ロンパース姿の赤ちゃん役として登場。おむつを取ったヘイポーさんの股間はイラストで隠された。ジミーさんはえずきながらも、何とかおむつ交換を終了させていた。

局部露出よりもヤバかった「エリート塩」

   番組を見た人はBPO審議入りについて、「BPOふざけんな TVから笑い取ったらなんも残らんわ」「監視する側の力がどんどん強くなってきてるわ 大らかさが社会に無くなってきてる」など怒りの声も上がっているが、「確かに、江頭のとヘイポーのやつは、お下劣過ぎて引いた」「ぶっちゃけあそこらへんは汚過ぎてあんま笑えなかった」など、意外にも「審議入りも仕方ない」という書き込みも多い。

   また、問題とされたシーンよりさらにひどかったシーンとして「エリート塩はOKだったのか?」という指摘も上がっている。

   「エリート塩」とは、「超人技を身に付けたエリート隊員」としてVTRに登場した蛭子能収さん(66)が生み出したものだ。110度のサウナで20分間耐え忍び、大量の汗を吸水性の高いタオルに染み込ませビーカーの中に絞る。火にかけて精製したものを「エリート塩」と呼び、メンバーに食べさせる「ガースー塩大福」の原料として使用したのだ。

   「エリート塩」については、放送当時から「キモすぎて悲鳴あげてもた」「寒気とまらない気持ち悪い吐く本気で気持ち悪い」など批判の声が上がっていた。

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