2020年 1月 19日 (日)

長谷川洋三の産業ウォッチ
東レ日覚昭廣社長の自信満々:素材産業への新興勢力参入は障壁が比較的高い

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「素材産業は擦りこみが必要な産業で、新興勢力の参入障壁は比較的高い。革新的な素材開発には時間がかかる」

   2014年3月14日、日本記者クラブで「東レにおけるイノベーション」について講演した東レの日覚昭廣社長はこう強調し、世界最大の生産規模を持ち、東レの有力事業に育ちつつある炭素繊維の優位性が中長期的に継続することに自信を示した。

20社近くの欧州メーカーが炭素繊維に参入しながら撤退

「炭素繊維は欧州メーカーや中国、韓国、台湾などのメーカーも取り組んだがよいものは出てこなかった。摂氏2000度以上の高温でアクリル繊維を安全に焼成し現場でしっかり作りこむ技術は、相当の技術と時間を兼ねなければ不可能ではないか」

   東レの炭素繊維事業は1986年から本格生産を始めたが、2004年からボーイング787向けの構造材として納入を始めてから急速に売り上げを伸ばしており、2012年からは自動車市場向けにも本格参入している。20社近くの欧州メーカーが炭素繊維に参入しながら撤退したことと対比し、「東レの強みは素材の価値を見ること、アクリル繊維からの垂直統合の強み、航空機メーカーからの高度の要求急に対応する対応力」と指摘した。

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