2024年 4月 19日 (金)

チケット転売に「1年間FC会員資格停止」措置 ジャニーズファン戦慄、「無実」訴える騒ぎも

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   ライブなどのイベントのチケット転売問題には、多くのイベント運営団体が頭を悩ませ、様々な対策を講じている。サザンオールスターズやももいろクローバーZは、イベント当日に全員本人確認をしてから座席券を発行するという転売対策を行った。

   ジャニーズのコンサート事務局もこのほど、「チケット規約違反」したファンクラブ会員に対し「1年間会員資格停止」という対応を取り始めたようだ。ところが「違反していない」という人まで資格停止を食らっていると訴えるファンもいて、大変な騒ぎになっている。

「今後は違反しない」と誓約書を出した人だけ、1年後に資格復活

ツイッターに投稿されたお知らせ文と誓約書
ツイッターに投稿されたお知らせ文と誓約書

   「会員資格停止のお知らせが届いた」という報告は、2014年4月29日頃からツイッターに上がり始めた。

   文面を撮影した写真もアップロードされていて、以下のように書かれている。

「あなたがご当選の●●(イベント名)のチケットについて、チケット販売規約に違反する行為(転売等)のあったことが判明しました。ジャニーズファミリークラブ(ジャニーズ各グループのファンクラブの母体)会員規約にのっとり、2014年4月から2015年3月31日まで1年間、会員資格を停止させていただきます。会員資格停止期間にかかる、お振込済みの入会金および年会費の返還はいたしません。また、会員資格停止中は再入会を認めません。違反行為のあった会員資格以外にも、あなたが入会している他のファンクラブ会員資格および同居人など、あなたが関係している会員資格がある場合には、チケット販売を停止させていただきます」

   資格停止を解除するには、「今後は規約を守り、違反行為をしない」という誓約書を提出しなければならないという。これを提出した人だけ、資格停止期間後の15年4月1日から会員サービスが再開されるとのことだ。

   同封の誓約書には、「チケットの転売または譲渡(オークション出品等)」「正規販売以外のチケットでの入場(不正売買および譲渡により入手)」「密録/盗撮」「迷惑行為」「本人確認書類の不携帯または掲示拒否」の5つの違反項目が記載され、該当の会員が違反したとされる行為に丸が付けられているほか、「万一、再度の規約違反をした場合や、本書に虚偽申告があった場合には、貴社による強制的な会員資格の喪失および返金の停止等、ペナルティが課せられても異議申し立ては一切いたしません」などという文言が書かれている。

「ちゃんと自分の名前で入ったのに」「違反してないのにあんまりです」

   実際にオークションなどを利用したためにお知らせが届いてしまった人もいるようだが、「ちゃんと自分で当てたのに資格停止させられた!」と主張する例も目立つ。

「去年のアラフェス13'(嵐のコンサート)に再当選してチケット届いて自分で1人で参戦しましたなのに今ファミクラ(ジャニーズファミリークラブ)から手紙が届いてコンサートチケット転売規約違反したのでFC資格1年間停止誓約書を書かないと資格が戻りませんって来ました、違反してないのにこんなのあんまりです本当に、ひどいです私はしてません」
「チケットの転売とかオークションとかやったことないのにやったことにされて1年間会員を停止されてるっぽいの なんか昨日書類が届いて ひどくない?なんもやってないのに。純粋にJUMP(Hey! Say! JUMP)を応援してるのに」
「あなたはチケット転売しましたよ。ってジャニーズからお知らせきた。死んだ ちゃんと自分の名前のチケットで友達と入ったのに 一年間会員資格停止とか書いてあった。体調悪いのに凹みすぎて死にそう」

   これらのツイートを見た他のジャニーズファンからは、「身に覚えがないのに会員資格停止とか怖すぎる」「違反してない人にも届いてるとかほんと適当だよねあの事務所」など、怒りの声が上がっている。

   なぜ違反していない人にもお知らせが届いてしまっているのかについては、

「他人に譲ったチケットがオークションに出品されてしまった」
「オークションサイトで『席は●ブロックの○列~×列』などと座席の範囲だけ書いて出品されているのを見て、その範囲のチケットが当たった会員を全て資格停止にした」
「単に事務所がミスした」

などとファンが推測している。

他人に譲ったチケットが勝手にオークションに出されても処分の対象に

   違反していないはずの人が会員資格停止されているのはどういうことなのか。お知らせを発送した「コンサート事務局 違反係」に問い合わせたところ、定価やそれ以下で他人に譲ったチケットを、勝手にオークションに出品されたり、ダフ屋に流されたりしている場合も、「チケットは当選者の責任で管理する」という考えのもと、その人が違反したとみなして処分の対象にしているという。

   「自分は違反していない」など納得できないとの問い合わせには、チケットが出品されたネットオークションなどの画面キャプチャなど証拠資料を送り、よく確認するようお願いしているとのことだ。

   会員番号が特定できた人のみ資格停止にしていて、オークションサイトに書かれた座席の範囲のチケットの当選者全員を処分しているということはないと話していた。

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