2018年 12月 15日 (土)

食品大手各社が生鮮野菜ビジネスに注力 高価格のトマト、切る手間が省ける「カット野菜」...

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   キッコーマン、カゴメ、キユーピーといった食品大手各社が、国内の生鮮野菜ビジネスに注力している。味にこだわった高価格のトマトや、切る手間が省ける「カット野菜」などを売り込む戦略で、祖業の主力商品にとらわれず新たな顧客を獲得したい考え。主力商品が国内市場で伸び悩んでいることも後押ししている。

   キッコーマンは2014年8月29日、家庭向け生食用トマト市場に参入すると発表した。大規模な施設園芸を展開する「カズサの愛彩グループ」(千葉県君津市)とキッコーマンの100%子会社が共同出資する農業生産法人が生産し、「デルモンテ」ブランドで9月以降、首都圏などで販売する。

一般的なトマトより2~5割高い設定

新鮮な野菜は明日への活力!(画像はイメージ)
新鮮な野菜は明日への活力!(画像はイメージ)

   世界的な食品ブランド「デルモンテ」はキッコーマンと提携関係にあり、キッコーマンはアジア・オセアニア地域におけるデルモンテ加工食品の商標使用権・販売権を永久的に取得している。デルモンテブランドとしては、これまでも「イタリア産の缶入りホールトマト」などを国内で販売しているが、デルモンテブランドの国産生食用トマトの販売は初めて。

   第1弾は「デルモンテ ぜいたくトマト」。甘みと酸味がともに濃厚で、なおかつなめらかな口当たりが特徴の大玉サイズのトマト。生食用なのでもちろん生でサラダに入れて食べて本来の味わいを楽しむもよし、煮込み料理などでも存在感を発揮するという。1個ずつ包装されたトマトの価格はサイズに応じて120円~180円程度で、一般的なトマトより2~5割高い設定。生産を担当する農業生産法人「カズサとまとガーデン」が温室で栽培する。

カゴメはカット野菜に参入

   キッコーマンと言えばしょうゆが本業だが、ご多分にもれず国内市場の頭打ちに苦しむ。2014年3月期には、しょうゆ事業を中心とする国内売上高が、初めて海外売上高をわずかながら下回った。この先も海外は欧米、アジアなど各地で日本食市場の拡大が見込まれているが、国内の大幅な成長は見通せない。このため、「デルモンテ」ブランドを生かした多角化を急いでいるのだ。

   カット野菜に参入するのはカゴメ。野菜加工会社などと共同出資会社を設立し、来年初めにも首都圏のスーパーなどで販売したい考えだ。カゴメは主力のトマトジュースの関連事業として従来から生鮮トマトも展開している。これを「野菜」全般に拡大しようと、栄養価の高いカット野菜を「サラダバンク」のブランド名で販売する方針。一般的な商品より高めの価格設定になる。

カット野菜市場は1000億円に達するとの見方も

   カゴメは、京大の研究チームが「脂肪燃焼作用がある」と指摘したことで爆発的に売れたトマトジュースブームの反動が業績にも出ている。このため、土づくりからこだわったトマトを原料とする高級トマトジュースを8月に販売するなどの対応もとっている。

   マヨネーズやドレッシングが主力のキユーピーも、カット野菜事業には以前から力を入れている。調味料とともに販売するカット野菜事業を展開するために1999年に設立した子会社「サラダクラブ」(東京都調布市)の業績は右肩上がりで、2013年11月期の売上高は206億円と5年間で倍増した。単身世帯の増加などを背景に需要は膨らんでおり、カット野菜市場は1000億円に達するとの見方もあり、食品大手を巻き込んだ競争が激化するのは必至だ。

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