2020年 2月 28日 (金)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
「天下り規制」でもタダでは転ばない 財務省次官OBと某マスコミの関係

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読売新聞と安倍政権の関係

   産経新聞の記事では、主な財務次官OBの進路先として、丹呉泰健氏が日本たばこ産業会長、勝栄二郎氏がIIJ社長、真砂靖氏が日本テレビホールディングス社外取締役と書かれている。それぞれ木下氏の前々々任、前々任、前任の財務次官である。

   ただ、丹呉氏は、読売新聞グループ本社(と東京本社)の監査役をしていた(2010年12月~12年12月)。また、その後任次官の勝氏も、同じく読売新聞東京本社監査役に就任した(2014年6月)。つまり、日テレHD社外取締役の真砂氏を含め最近の財務次官は、3代続いて読売・日テレグループにお世話になっている。

   その一方で、最近、読売新聞の変貌ぶりも話題になっている。ジャーナリストの須田慎一郎氏によれば、読売のスタンスは、安倍政権寄りになっているという。安倍政権が、読売を「特別扱いしている」とも。某高官の話として「もう朝日新聞や毎日新聞は読む必要はありませんよ。新聞は、読売の一紙だけ読んでいれば十分」らしい(ビジネスジャーナル配信、9月21日)。

   最近の朝日新聞騒動を踏まえて、財務次官の天下り先を読み解くと、脈絡のない世間の動きがちょっと見えてくるような気がする。朝日新聞のヘマの背後で、天下りが難しくなってもタダでは転ばない財務省とそれをちゃっかり取り込む読売があった。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「さらば財務省!」、「日本は財政危機ではない!」、「恐慌は日本の大チャンス」(いずれも講談社)など。


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