2024年 4月 17日 (水)

「韓国びいき」の不可解判定でボクシング競技が大混乱 国内からも冷めた声「韓国人として恥ずかしい」

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   仁川アジア大会のボクシング競技で「韓国びいき」と思われる不可解な判定が相次いでいる。

   インドとモンゴルの選手が立て続けに不満を示し、メダルの受け取りを拒否するなど大きな問題に発展している。

朝青龍も「キムチやろう」と怒り露わ

   2014年9月30日に行われた女子ライト級の準決勝で一つ目の疑惑の判定が出た。対戦したのは、インドのライスラム・サリタ・デビ選手(32)と韓国のパク・ジンア選手(25)。試合全体を通じ優勢とみられたのはデビ選手で、手数も有効打と思われるパンチも多かった。一方のパク選手はクリンチに逃げる場面が目立ち、ラビットパンチ(後頭部を殴る反則)とみられる打撃もしばしば見受けられた。

   だが、審判団が下した判定は0-3でパク選手の勝利だった。審判3人はイタリア、チュニジア、ポーランドだった。

   この結果に、会場では韓国人以外の観客からただちにブーイングが起こった。デビ選手も判定に驚いた表情をみせ、試合後には涙を流しながら「このようなことが起こると、積み重ねてきたトレーニングがすべて無意味になってしまう」などとコメント。判定は受け入れられないものだと訴え、インドチームも同日に抗議した。

   10月1日の表彰式では驚きの行動に出た。デビ選手は銅メダルの受け取りを拒否し、パク選手の首にメダルをかけて立ち去ったのだ。表彰式後、デビ選手は「問題解決に役立つなら、私のキャリアが犠牲になってもいい」と語ったという。

   もう一つの疑惑は、同じく9月30日に行われた男子バンタム級の準々決勝の判定だ。韓国のハム・サンミョン選手と対戦したモンゴル選手は、優勢とみられたものの0-3で判定負け。すると、その場でリング上に座り込んで抗議に出た。報道によれば、モンゴル選手団も正式に抗議したが、国際ボクシング協会には受理されなかったという。

   この試合は大相撲元横綱の朝青龍さんも試合を見守っていたようで、ツイッターを更新し、

「アジアゲーム仁川!ボクシング3ラウンドモンゴル勝っているのに韓国選手に手上がり!!キムチやろう!!」

   と怒りをぶちまけた。加えてインドのデビ選手の判定についても「これも同じ!!韓国選手に勝ったけと負けた!!インド選手、涙、悲しいな」と言及し、韓国びいきとみられる判定が続出していることを問題視した。

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