長谷川洋三の産業ウォッチ
ブレマー氏の経済パワー論:「尖閣問題があっても中国人観光客は増えている」

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「日本が世界第3位の経済ランキングを確保し、さらに価値と存在感を示す上でもアベノミクスは必要だ。安倍首相はもっと声を大にしてその必要性を語るべきだ」

   「Winners and losers in a G-Zero World」の著者として有名な米ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は2014年10月14日、日本外国特派員協会(FCCJ)を訪れ、こう強調した。ブレマー氏はやや停滞感のあるTPP(環太平洋パートナーシップ)交渉についても触れ、「日本にとって世界経済の40%を占める環太平洋地域で長期的な協力関係を築くことは重要だ」と強調した。

近い将来中東で影響力を最も発揮するのは中国

   ブレマー氏は、講演の中でグローバルリーダーシップの欠如は非常に深刻で、環境変化に対する国際機関の対応力も弱いと指摘。米国の伝統的な同盟国のほころびもあって、イラク、シリアなどの中東やウクライナなどで武力衝突を引き起こしている。はっきり言えることは近い将来中東で影響力を最も発揮するのは中国という事だと強調した。

   ただ、アジアにおける経済パワーの台頭は政治的リスクを克服する可能性があると指摘。「尖閣問題があっても中国人の日本訪問観光客は増えている」と強調し、アジアを安定させるうえで中国、韓国と日本の役割が大きいことを強調した。

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