2018年 7月 19日 (木)

経済誌の見出しがヘンだ! 「ソフト路線」で読者層拡大にらむ?

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   最近、週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドといった経済誌の見出しが変わっている。

   とかく「オカタイ」印象があって、どこか取っ付きにくい経済誌だが、週刊東洋経済の「実家の片づけ2」や週刊ダイヤモンドの「労基署がやってくる!」(いずれも、2014年12月20日号)などは、AERA(朝日新聞社刊)などの一般週刊誌とあまり変わらないようだ。

そもそも、経済記事はそんなにおもしろくない?

経済誌の見出しに変化が・・・
経済誌の見出しに変化が・・・

   最近の経済誌のちょっと変わった、「ホントに経済誌なの?」と思わせる特集や見出しは少なくない。

   たとえば、週刊東洋経済では、

「就活 先手必勝 大学3年生よ! もう始まっている!」(11月29日号)
「ビジネスマンのための歴史問題」(9月27日号)
「一流の仕事術」(9月6日号)

   週刊ダイヤモンドでは、

「ビジネスマンの必須教養 『宗教』を学ぶ」(11月15日号)
「世界が認めた日本の酒」(11月1日号)
「魅惑のJR・鉄道」(9月20日号)

などがそれだ。

   もちろん、毎号というわけではない。週刊東洋経済の「いま、買うべき株と投信」(12月13日号)や週刊ダイヤモンドの「買っていい株237 買ってはいけない株163」(11月22日号)といった、「投資指南」や経済予測を分析、解説している特集はあるし、日経ビジネスの「環太平洋 30億人経済圏を攻略せよ!」(12月25日号)や、週刊エコノミストの「2015 日本経済総予測」(12月23日号)には、ひと目で経済誌とわかる見出しがならんでいる。

   経済誌の読者の多くはビジネスパーソンで、30~50歳代の男性が中心。そもそも、経済記事はなんだかこむずかしく、そんなにおもしろいものではない。それでも仕事に役立つヒントが掲載され、経済情勢や金融市場の情報を専門家らが読み解いてくれる経済誌はビジネスパーソンの、いわば必須アイテムとして読まれてきた。

   一方で、そんな経済誌も出版不況の直撃を受けている。より多くの読者に読んでもらおうとするならば、女性や学生も手を伸ばしたくなるような雑誌づくりを考えなければなるまい。

   最近の見出しについて、「週刊ダイヤモンド」を発行するダイヤモンド社は、「とくにこれまでと変わったことはありません」と話すが、まずは誰にでもわかりやすい、興味を引く「見出し」にして、目に止めてもらうことを心がけていることは明らかだ。

読者に「身近」で、あきられない見出しで訴求

   週刊エコノミストも12月23日号こそ、「2015 日本経済総予測」と「ザ・経済誌」といった趣の見出しだったが、12月16日号では「実家の後始末 年末年始 親と子で考える」を特集していた。最近は少子高齢化の影響で、生活に便利な「都心回帰」が高まり、地方部をはじめ「空き家」が社会問題化している。週刊東洋経済でも、「実家の片づけ」(2014年8月23日号)、「実家の片づけ2」(12月20日号)と2度にわたり取り上げているように、「実家」問題は切実だ。

   前出の週刊エコノミストは、たとえば「実家を空き家にしない、7つのチェックポイント」や「空き家を貸すためのマネープラン」などのように、経済的な側面を盛り込み、対策をわかりやすく解説しながら、読者にそれが「身近なこと」「他人事ではないこと」を訴えている。

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