2018年 11月 19日 (月)

韓国は反日団体の「暴力行為」、なぜ取り締まらない 外務次官の車立ち往生、そして産経前ソウル支局長の車にも

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   韓国・ソウルで、日韓外務次官級の協議のため韓国外交部に入ろうとした外務省の斎木昭隆外務次官らが乗った車両に、反日的な市民団体がこれを阻止しようと立ちふさがる騒動が起こった。

   斎木事務次官は、2015年に迎える日韓国交正常化50年を前に、韓国外交部の趙太庸(チョ・テヨン)第1次官と会談し、冷え込んでいる日韓関係の改善の糸口を探るため、ソウルを訪れていた。

日韓首脳会談の「地ならし」のはずが・・・

斎木外務次官が乗った車両が止められ、協議は50分遅れに(画像は、韓国外交部のホームページより)
斎木外務次官が乗った車両が止められ、協議は50分遅れに(画像は、韓国外交部のホームページより)

   騒動があったのは、2014年12月29日。日韓の外務次官協議が開かれる韓国外交部に、斎木事務次官ら日本側の出席者を乗せた車両が入ろうとしたときだった。

   市民団体のメンバーは約25人。外交部の入り口付近では協議前からデモを行っていて、斎木事務次官が到着した際には、「日本政府は集団的自衛権行使をやめろ」「韓国国民の叫びを聞け」などと叫びながら、車両を取り囲んだ。

   さらには、歴史認識の問題で日本に抗議するプラカードを車両のボンネットに押しつけたり寝そべったり、外交部の正門にもたれかかったり地面に寝転んだりして、車両の進入を阻止。そのため、車両が一たん引き返すなどして協議の開始が50分遅れた。

   この騒動について、日本側は韓国政府に抗議。趙太庸第1次官が斎木事務次官に対して遺憾の意を伝えたという。

   そもそも、今回の外務次官級の協議は2015年の日韓国交正常化50年を前に、こじれた日韓関係の改善策を探り、また安倍晋三首相と朴槿恵(パク・クネ)大統領の日韓首脳会談の早期実現への「地ならし」が目的だったはず。

   それにもかかわらず、車両を止めて協議させないようにする韓国側の妨害行為にインターネットでは、

「いいけげんにしろや。どんだけ無法地帯なんだよ」
「もう日本からわざわざ行かなくていいよ。こっちは話すことないし」
「外交関係者なんだから、韓国の警察とかがふつうに付いてるはずだよな。それでこれって凄いな」

などといった、呆れぎみの声が寄せられている。

車両を包囲しても「容疑なし」

   一方、こうした騒ぎにも、韓国メディアは外務事務次官級の協議があったことを淡々と伝えるにとどまっている。

   2014年12月30日付の聯合ニュースは「韓日次官協議『来年が両国関係の転換点となるよう努力』」の見出しで、趙太庸第1次官と斎木昭隆事務次官の協議では、「両国が歩んできた過去50年の歴史を回顧し、これからの韓日関係をどのように築いていくかについて意見交換が行われた」と報じ、慰安婦問題については「解決に関する新たな論議は行われなかった」と伝えている。

   反日的な市民団体が斎木事務次官を乗せた車両の進路を妨害したことは、記述が見られない。

   とはいえ、こうした騒動はつい最近もあった。韓国の朴槿恵大統領の名誉を傷つける記事を書いたとして在宅起訴された産経新聞前ソウル支局長の初公判後に、韓国の右翼団体のメンバーが前支局長の車両を取り囲み、叫び声をあげて謝罪を要求。卵を投げつけたり、ボンネットに寝転んだり。とくに制止するようすもなく、約10分間にわたってやりたい放題だった。

   その後、前ソウル支局長がこの右翼団体のメンバーを監禁、脅迫などで告訴したが、聯合ニュース(12月24日付)によると、韓国警察は車両を包囲したメンバーを「容疑なし」との意見を付けて送検したという。

   警察関係者が、「周辺に警察や取材陣らが多数いたため、いつでも助けを求められる状況だった」と説明した、としている。

インターネットには、
「卵を投げつけたり、車両のボンネットに寝転んだり、進路を阻止して運転の邪魔をする行為が罪にならないようでは、無法行為がまん延する」

との声は少なくない。

   そればかりか、今回の騒動も、

「有罪にならないとわかってやってんだ。卑劣な奴らだな」

と、産経前ソウル支局長の騒動が罪に問われなかったことで増長したのではないか、との見方もある。

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