2019年 1月 17日 (木)

慶応大の定期試験で「すべての時計」持ち込み禁止 「スマートウオッチ」念頭にカンニング防止策発動

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   慶応義塾大学が定期試験で、アップルウオッチなどに代表される「スマートウオッチ」の持ち込みを禁止すると決め、話題を集めている。メッセージのやり取りなどができるだけに、「不正行為の防止」が目的だという。

   同様の措置を検討する大学もあり、他大学でも持ち込み禁止が広がっていくかもしれない。

  • 試験中こっそりメモを見ることができるかも・・・
    試験中こっそりメモを見ることができるかも・・・

「対応が早いなー」と感心の声

   慶応大は2015年7月8日、サイトの学生向けページで、

「2015年度春学期定期試験より、すべての時計(腕時計・置時計・ウェアラブルウオッチなど)の持ち込みを不可とします」

と発表した。たとえ試験の持ち込み条件が「全て可」であっても、時計は持ち込めないという。

   慶応大広報によると、対象になるのは総合政策と環境情報の両学部の試験。定期試験でこの措置を行うのは初めてだ。時間確認のために、大学側が教室に時計を用意するという。

   主な目的は「不正行為の防止」だ。スマートウオッチがあれば、一緒に試験を受けている学生同士でメッセージをやり取りしたり、あらかじめ仕込んでおいたメモを見たりすることができる。腕時計と同じ形なので、スマートフォンを使うより自然に不正行為が行えるかもしれない。

   アップルウオッチが2015年4月に日本で発売されたことを考えると、かなり素早い対応だ。ツイッターには「対応が早いなーと感心した」と驚く声があった。都内の複数大学に確認したが、現時点でスマートウオッチの持ち込みを禁止している大学はなかった。

   ただ法政大では「今後検討すべき課題であると認識している」(広報)とし、今後他大学にも広がるかもしれない。

学生からは反発も

   ただ当事者である学生たちにとって、今回の決定は唐突な印象があったようだ。

   持ち込みが禁止されるのはスマートウオッチだけでなく、腕時計など「すべての時計」としているため、ツイッターには

「時計持ち込み不可とか意味わからん」
「腕時計持ち込み禁止とか馬鹿げてる」

など不満がくすぶる。

   確かにスマートウオッチとデジタルの腕時計では一見して判別がつきにくいのかもしれないが、学生にとっては「対応がなんというか融通利かなくない?」という気持ちがあるようだ。なお、慶応大広報は「すべての時計」を禁止した理由について「回答できない」としている。

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