2019年 1月 22日 (火)

映画「進撃の巨人」酷評に監督やスタッフがブチ切れ 大人の対応した石原さとみだけ「株急上昇」

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   2015年8月1日から全国332館427スクリーンで公開された映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」。世界的大ヒットマンガの実写化に期待が高かったせいか酷評が相次ぎ、監督やスタッフが相次いでツイッターでブチ切れた。これによりさらに批判が殺到し、「炎上」騒ぎとなった。

   そうした中、主演女優の石原さとみさん(28)だけが「大人の対応だ」などとネット上で喝采を浴びている。酷評している人たちに対し「どのような意見も感想も正しい」というメッセージを出したからだ。

  • 石原さとみさんの大人な対応が称賛される(写真は2013年1月撮影)
    石原さとみさんの大人な対応が称賛される(写真は2013年1月撮影)

「誰だよこいつに試写状を送ったバカは!」

   「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、上映前からファンに「原作と違い過ぎる」「配役が合っていない」「CGがしょぼい」「そもそも実写化は無理だった」などと叩かれていた。こうしたことが耳に入っていたせいなのか、前田有一さんがウエブサイト「超映画批評」に書いた批評に樋口真嗣監督(49)が激怒してしまった。

   「批評」は、キャラクター、ストーリー、演出に痛々しさが激しく感じられる、として、「何をどう考えたらそういうキチガイじみた筋書きになるのか」と切って捨てた。登場する巨人を倒すための騎士団が意味不明な行動をしており、「頼むからこのバカ集団を早く食っちまってくれと巨人にお願いしたい」とまで書いた。評価の点数は100点満点で40点だった。

   樋口監督は15年7月30日にこの記事へリンクを張り、自身のフェイスブックに、

「というか誰だよこいつに試写状を送ったバカは!」

と書いた。友人限定で公開したはずだったが、なぜか「2ちゃんねる」に転載され広まってしまった。監督はツイッターでこうした「炎上」騒ぎについて釈明し、自分がブチ切れたのは評論家に対してではなく、

「試写を見せる価値がない人に試写状を送ったり、面割れしてるのに試写室に入れちまったマヌケな宣伝担当に対してだ」

と釈明。また、マヌケなのは自分も同じで、友達限定公開のフェイスブックの記事を「2ちゃんねる」にアップするような人間を友達にしていたことを嘆いた。「炎上するならもっとマトモな理由で炎上したかった」と綴り、騒動について謝罪した。

   次に「炎上」したのが特殊造型プロデューサー西村喜廣さんのツイッターだ。ハリウッド映画に比べるとCGも特撮も足元にも及ばない、日本映画の恥さらし、などといった書き込みがネット上に出ていることに対し、

「みんな映画はハリウッドがいいんだね!じゃあハリウッド映画だけ観ればいいよ!予算と技術はある方がいいもんね!特に予算!金で顔叩かれた映画を観ればいいと思います!ハリウッド日本比較の人はそれが気持ちいいんでしょう?」

などとキレた。これに対しては、

「そうやってヘイトをTwitterで発散するのはどうかと思います」
「予算がないなら創意工夫しろよ。視聴者には予算があろうが無かろうが関係ない」

などと批判が相次ぎ、問題のツイートは削除された。

レビューもいいが「自分の目で身体で心で体感しに行って」

   この2人がブチ切れたのは上映前の批判に対してのものだ。一連の批判は実際に試写会に行き鑑賞している人だけではなく、予告編を見ただけや、騒ぎに便乗し面白がって叩いている人も多い。監督やスタッフがネット上の意見に反応し踊れば躍るほど酷評が増えていき、「なぜ浮き足立っているのか?」といった別の批判も出るようになった。

   そうしたなか、主演女優の石原さとみさんが「大人の対応だ」などと注目を集めることになった。石原さんは映画の酷評と、監督の「炎上」騒ぎを心配してか、こういったコメントを15年8月2日にLINEの公式アカウントで発表したからだ。

「映画というものはその人の育った環境や情報、知識、体調や心のバランスなどで感想が変わってくる。だから、どんな意見や感想も間違いじゃないし正しいと思います。そして、監督やキャストをはじめとする制作チームは、面白い作品を作ろう、観てくれる人に楽しんでもらおうと頑張ってきた。映画のレビューを書いてもらうのはもちろん嬉しいけれども、まずは自分の目で身体で心で体感しに行ってもらえたらと思います!」

本来なら監督がこういったコメントをしなければならないし、それに代わり石原さんが見事に「火消し」の役割を担った、と称賛する声が広がった。

「なんたる大人な対応。制作側は小学生みたいなギャグ切れしてないで石原さとみを見習えよ」
「石原さとみがいい女優さんって事が改めてわかったのがこの映画の存在意義」
「みてきたけど良かった。見ずに批判は良くない」
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