2018年 8月 19日 (日)

長女は次女より太りやすい 生まれる前から「悲しき」体質

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   妹や弟の面倒をみて何かと苦労の絶えないお姉ちゃんだが、長女の方が次女より太りやすいという、トホホホな調査結果をニュージーランドのオークランド大学の研究チームがまとめ、国際疫学雑誌「JECH」の2015年8月27日号に発表した。

   研究チームは1973~1988年に生まれた人々のスウェーデンの出生登録データをもとに、1万3406組の姉妹、総人数約2万9000人(一部3姉妹を含む)を対象に選んだ。そして生まれた時の身長、体重や、成人後の身長、体重の記録を分析、姉妹のBMI(肥満指数)などを測った。

  • お姉ちゃんは小さい時から頑張ってるのに
    お姉ちゃんは小さい時から頑張ってるのに

肥満になるリスクは40%増

   その結果、出生時は長女の方が次女よりかなり小さい傾向がみられた。しかし、それにもかかわらず成人後の最初の妊娠初期のBMIでは、長女が次女よりわずかに(2.4%)上回った。そして、その後の体重などを比較した結果、長女が次女より過体重(BMI25~30)になるリスクは29%高く、さらに肥満(BMI30~)になるリスクは40%上昇した。また、身長は長女がほんのわずか(1.2ミリ)高かった。

   もともとこの研究は、少子化で家族の数が減っていることが、世界的規模で肥満が進む理由になっているという仮説を立証するためのもの。その中で、生まれた順番が、女性の身長、体重にどう影響を与えるか調べるために行われた。

   ところで、なぜ長女の方が太りやすいのだろう? やはり、姉妹が何人かいる家庭では、上の子が食べたいものをすばやく取ってしまうため? あるいは、お姉ちゃんであるプレッシャーからつい食べ過ぎてしまうため?

実は長男も次男より太りやすい

   研究チームのウェイン・カットフィールド博士は、こうコメントしている。

「実は、先行している研究でも、長男は次男より太りやすいという結果が出ています。今回の調査でも同じ傾向が裏付けられた形です。長女は次女より小さく生まれていますね。これは、最初の妊娠では、2回目以降より胎盤の血管が細いために胎児が小さくなる傾向があるからです。このため長女は胎内にいる時から、脂肪を多く溜め込むリスクを抱え込んでしまうのです」

   つまり、長女は胎内にいる時に常に栄養不足の状態におかれる。そのため、必死に生き残ろうとして、エネルギー源である脂肪を体に溜め込む体質を生まれる前から持ってしまうのだ。もちろん個人差はあるが、それが、その後の人生に影響を与えるとは。お姉ちゃんって、なんと一生懸命なのだろうか。

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