最需要期の年末に向け、消費者も警戒
毎年12月は1年で最も卵の価格が高くなる時期だ。クリスマスケーキや鍋物、コンビニおでんなどで消費量が多いからだ。前出の卵加工メーカーは、「今年も加工需要の高まりで、先月と同水準か、少し高くなることが予想される」とみている。
消費者も値上がりが続くとみているようだ。消費者庁が2000人のモニターを対象に11月5~9日行った調査では、「今後3か月で価格が上昇すると思う品目」で最も多かったのは卵だった。
「過去数か月において価格の上昇を実感していて、今後もその傾向が続くと思うから」
という理由が多かった。