2018年 10月 21日 (日)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
民主に飲み込まれる維新 本当に政策で折り合えるのか

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   民主党と維新の党が合流することになった。

   現在の議員数は、民主党が131人(衆72人、参59人)、維新の党が26人(衆21人、参5人)。合わせると157人、衆93人。維新の党の参院議員5人は、旧みんなの党の比例代表で当選した人たちで、国会法の規定により、民主党がいったん解党しないと、そのまま合流はできない。

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民主出戻り組への違和感

   維新の党の衆21人の出身は、民主10人、旧みんなの党8人、その他3人。民主党出身の10人は「出戻り」になる。民主党を一度離れたものの、またくっついただけであり、離れた行動はなんだったのかと率直に思ってしまう。

   元民主以外の11人は、新たな人たちだ。旧みんなは、小さな政府、公務員改革、地方分権を標榜していた。それが安全保障での党内対立で、結いの党として出ていった人たちが、維新の党に移った。ここまでは、政策としては同じ方向で集まったといえるが、今回、民主党に合流することとなり、小さな政府、公務員改革、地方分権で、民主と折り合えるかどうかか課題である。

   今国会において、国家公務員の給与を引き上げる給与法改正案が提出されたが、この対応は興味深かった。民主党は賛成だが、維新の党も賛成した。維新の党と分かれた、おおさか維新の会は反対した。

   維新の党は、もともと公務員給与の引き下げを政策としている。それなのに、おおさか維新の会が抜けた後、国家公務員給与引き上げに賛成したのは、政策がぶれたと言われても仕方ない。

   もっとも、将来の話としては、民主党も維新の党も公務員給与を引き下げることで合意している。ただ、目先は引き上げだが、将来は引き下げという、両党間の政策の整合性を保っているつもりだろうが、国民には分かりづらく、二枚舌を使っているようにもみえる。

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