2024年 4月 25日 (木)

「ライトフェイス」 照明の概念変える「光のカンバス」を共同開発

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厚さ11ミリ、継ぎ目なくパネルの大きさを調節できる

   完成したライトフェイスの特徴は、薄く、軽く、美しい光だ。厚さは11ミリ、形状は300×600ミリで重量は2.9キログラムと軽い。額縁状の枠がなく、板の縁まで発光する。複数枚をつなぎ合わせて大きなパネルとして使える。

   発光面上で最も明るい箇所と最も暗い箇所の照度比を表す表面均一度は90%超。見る角度や場所を問わず均一に発光するため、照明器具としてだけでなく、バックライトに使うと、アート作品を鑑賞するインテリアにもなる。パネル表面に特殊立体印刷を施すことで油彩画の凹凸や陰影など、原画の細部を忠実に再現できる。

   ライトフェイスの公式サイトには、モナリザや、伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』が特殊印刷されたライトフェイスが紹介されている。

   製品の薄さから屋外の展示ボード、自動車や列車の照明、建築用の光るボードとしての可能性も秘めている。

   戸田さんは、「LED照明は、科学者、技術者が考え、作ったが、今回はクリエイターが照明の概念を変えた。人類は光のカンバスを手に入れたといえる」と話している。

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