松屋の新商品「チキンと茄子のグリーンカレー」をめぐり、今、インターネット上でアツい議論が繰り広げられている。焦点はグリーンカレーの味そのものではない。サービスで提供される「味噌汁」の存在意義、およびそのマリアージュだ。「美味しすぎる」「つける必要あるか?」松屋を運営する松屋フーズは2016年5月24日、「チキンと茄子のグリーンカレー」を発売した。厚切りチキン、タケノコやナス、そして濃厚なココナッツミルクを入れた本格タイ風グリーンカレーで、並盛650円、大盛710円で販売している。もともとカレーの味に定評がある松屋だが、エスニックカレーの投入は今回が初めて。販売開始直後からネット上でも話題になった。そうした中、ネット上で議論が盛り上がっているのが「グリーンカレーに味噌汁がついてくる問題」だ。松屋では店内利用者を対象に、サイドメニューなど一部商品を除く全メニューに無料で味噌汁をつけている。テイクアウトの場合は60円かかるが、同じ牛丼チェーンである「吉野家」「すき家」は店内利用の場合でも各60円、80円で販売している。リーズナブルな牛丼に汁物までつけてくれる同サービスは、客にしてみればありがたい限りだろう。しかし、これがグリーンカレーとなると違和感を覚える人が少なくないようだ。ネット上では「美味しすぎる」「レベル高い」とグリーンカレーへのラブコールが寄せられる一方、「しかし、味噌汁つける必要あるか?」「何が何でも味噌汁が付いてくる松屋」「味噌汁が世界観壊しすぎw」といった声が相次ぎ投稿されている。ただ、これには「味噌汁が付いてこなかったら、そんなの松屋じゃない」「そんな松屋が大好き」との反論も。不思議な組み合わせであっても独自サービスを貫く姿勢を評価したい――という層が根強くいるようだ。同時に「味噌汁を飲むタイミングがわからない」との声も目立つが、これにはカレーを食べる前後に飲み干す、との解決策を講じる人が多い。中には「インドカレーのラッシー的な作用がある」と分析する人もいた。広報おすすめの食べ方は?一体なぜ、味噌汁を付けたのか――。6月6日、J-CASTニュースが松屋フーズに取材すると、「味噌汁のサービスは『お得感』があると好評で、松屋のイメージの1つにもなっています。もともと通常のカレーに付けていることもあり、グリーンカレーでも同様に提供しています」(広報担当者)とのこと。今回の「エスニック」と「和」の斬新なセットを、どのような順序で平らげればいいのか。広報担当者におすすめを聞いてみると、「グリーンカレーは刺激的なスパイスが口いっぱいに広がるので、食べ終わった際に味噌汁を飲んで、ほっと一息ついていただければ」と話してくれた。ただ、グリーンカレーの販売は現在、順次休止されている。担当者によると「7日から始まる牛焼肉定食500円キャンペーンとの兼ね合い」だといい、キャンペーン開始の7日10時以降は、どの店でも提供されないという。再開は6月28日の予定だが、確定はしていないとのことだ。
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