2018年 12月 15日 (土)

麻生氏「いつまで生きるつもりなのか」発言 民進・蓮舫氏から意外な「援護」が

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   麻生太郎副総理兼財務相が2016年6月17日、北海道小樽市で開かれた自民党の集会で、「90になって老後が心配とか、わけのわからないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と発言し、複数のメディアが報じた。

   麻生氏といえば、その「放言」が物議を醸すことで知られ、今回もネット上では賛否の論議が起きているが、メディアの取り上げ方も含め、今回は意外な方面からの援護射撃も出た。

  • 高齢者に対するこの発言にネットは…
    高齢者に対するこの発言にネットは…

「延髄反射で失言」「言い方が悪いのは昔から」

   発言は、国内にある1700兆円を超える個人金融資産について触れながら、お金は使わなければ意味はないという指摘をしたうえでのものだった。毎日新聞はこの発言について、18日付の紙面で「高齢者らの反発も予想される」と指摘した。ツイッター上では、

「政治家がする発言ではない。思ったことを何でも言っていい訳ではないと思うし、うんざりする。」
「人の命に敬意を払わず大切にもしない人が政治家をやっている恐ろしさ。」
「延髄反射で失言を繰り返す麻生某氏。『お前、いつまで政治家続けるつもりだ?』」

などの批判が上がった。

   しかし、一方では

「これ早く死ねという含意じゃなくて、90歳が『老後』という言葉を使ったことに対して、90歳が老後じゃないなら人生何年なんだというツッコミに過ぎないんじゃないの。」
「因みに最近麻生さんは毎度講演の度にこの話をするんだけど、遂に自分自身が後期高齢者になっちまったと言う所までセットで会場を大草原にする。」
「麻生さん間違ってないでしょ。貯金してないでお金使わなきゃ。お金持ってるのは高齢者ばかりなんだから。この人の言い方が悪いのは昔から。ニュースにするほどじゃない。」

と、理解を示す意見も少なくない。

蓮舫氏「言葉は乱暴だが、趣旨は共鳴」

   そうしたなか、参院選を前に自民党との対決姿勢を強める最大野党、民進党代表代行の蓮舫氏の18日のツイッターが目を引いた。蓮舫氏は、日経電子版の記事を引用して、「(麻生氏の)言葉は乱暴」だと前置きしながらも、

「(『いつまで生きるつもり』を)見出しにする報道はいかがか」

と指摘。そのうえで、

「1700兆円もの個人金融資産の多くを保有する高齢者に『消費』に使ってもらいたいという趣旨は共鳴。問題は、どうして『使わない』のか。消費税増税先送りでも社会保障の充実は先送りすべきではない。」

と投稿。麻生氏の問題提起を正面から受け止めないメディアの取り上げ方を蓮舫氏が批判したようにも読め、麻生氏にとっては一面的な切り取り方をするメディアに対する意外な援護になった形だ。

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