2019年 1月 20日 (日)

SEALDsサイト「煽りまくりコラム」が話題 「民進党が信用できなくても、どうでもいい」

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   学生団体「SEALDs(シールズ)」が運営するウェブサイトに掲載されたコラムが波紋を広げている。「やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと」と題した記事で、ある弁護士が書いたものだ。

   内容は、政権与党が勝った際の「危険性」を強調したもの。「民進党が信用できなくても、共産党が怖くても、はっきり言ってどうでもいい」とまで言っており、その挑発的な書きぶりで注目を集めている。

  • 「SEALDs POST」に掲載された「やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと」(画像はウェブサイトのスクリーンショット)
    「SEALDs POST」に掲載された「やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと」(画像はウェブサイトのスクリーンショット)

「日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性」

   コラムは2016年7月4日、「SEALDs POST(シールズポスト)」に掲載された。同サイトは安全保障関連法に反対する抗議行動をリードしてきた「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」が運営している。筆者は弁護士の水上貴央氏で、もともとは自身のFacebookに載せていた文章だった。

「最近の自民党もずいぶんむちゃくちゃやっているけど、民進党もどうも信用できないし一枚岩じゃないっぽいし、共産党ってこわーい」
「イギリスのEU離脱とか、国際情勢も不安定だし、こういう時はやっぱりなんだかんだ安定を求めたいし、与党に入れとこうかしら」

   水上氏は、このように思っている人たちに伝えたいという7項目を列挙した。もっとも、それぞれ全く別々のことを書いているわけではなく、流れのある1つの文章を7つに区切ったような印象だ。

   水上氏は、今回の参院選(7月10日投開票)で政権与党が勝った場合、「憲法を憲法じゃないものに変えられる、という激変中の激変が生じる可能性が、無視できない大きな可能性として存在します」と指摘する。

   その後の主張はこんな具合だ。参院選は「政権選択の選挙」ではないため、「たいした変化は起きない」。野党が少し勝ったところで「どうせ与党になるわけではない」のだから「民進党が信用できなくても、共産党が怖くても、はっきり言ってどうでもいい」。一方で、人々が改憲勢力に投票すると「日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性が、現実的危険として生じる」――。

「なんと明確で分かりやすいことか!」VS「日本の為にならない」

   また、野党が勝てば、自民党内で改憲草案などに疑問を持っている党員たちが意見を言うようになるとも主張。逆に、現在の自民に投票することは「懐の深い保守政党だった自民党」の息の根を止めることになるとの見方を示し、「今回ばかりは『新しい判断』が必要」と訴えている。

   最後には、投票行動は各人の判断であると付け足して「少なくとも選挙には行きましょう!」と呼びかけるにとどめているが、全体的には自民党を中心とする改憲勢力の「落選運動」といった趣だ。

   コラムはネット上で反響を呼び、「なんと明確で分かりやすいことか!」「貴方の1票が誰かの命につながります」「正に我が意を得たり」といった賛同の声が寄せられている。

   一方で、「全く論拠が示されていない」「投票するときは政党で決めるのではなく、立候補者の考えを見て決めたい」「こういうやり方で野党議席が伸びたら野党の為にも日本の為にもならない」「こういうのに乗せられて民主党政権が出来てしまった」といった疑問や反論も上がっている。

   自民党の支持層に読ませたいのならば、自民党が支持層から評価されている論点(主に経済政策)について対抗する内容でなければ意味がない、とする意見も散見された。

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