2024年 5月 2日 (木)

上杉隆氏「独演」に記者クラブはイライラ? 都知事選会見の途中で出された注文

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「数字に強そう」VS「机上の空論」

   会見の模様を生中継した「ニコニコ生放送」は、約1万4000のユーザーが視聴。2万近くのコメントが寄せられた。数字や具体的な方法論を下敷きにした上杉氏の公約には、

「真っ当」「かっこいい」「数字に強そう」

といった高評価や、

「机上の空論」「信頼ゼロ」

といった疑問の声などさまざまな反応が寄せられた。

   また会見中に、質問時間がほとんどなくなってしまう、というトラブルも起こった。

   上杉氏の会見開始30分ほどで、会見の幹事社から「16時からの会見が迫っているので...」と、早く質疑応答へ移るよう促された。しかし、「東京にとって大事なことなんで、話させてもらっていいですか」と幹事社の担当者を制し、なおも喋りつづけた。「独演」の中では「政策を言えば、正直2時間でも3時間でも話せます」といった余裕の一言も飛び出した。

   いざ終わって振り返ると、およそ50分の会見時間中、喋りつづけた時間は40分。結果、質問時間が10分程度しか残らず、質問は3つで打ち止めとなった。いずれも媒体名や個人の名前を告げずに質問した2人によるもので、「公開の政策討論会に参加するつもりか」「都知事選をどう戦うか」などだった。

   こうした状況に、ニコ生の視聴者からは「(政策を長時間話すことに)熱意を感じる」と評価する声が出る一方、「(上杉氏は)質問時間を減らすために長々と話している」と批判する人もいた。

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