2018年 8月 20日 (月)

教師に包丁を向ける恐怖の保護者 過激化するモンスターペアレント

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【とくダネ!】(フジテレビ系)2016年10月7日(金)
「暴走モンスターペアレント逮捕」

   自分の子がかわいいあまりに、学校に苦情を言いまくり、無理な要求を押し通そうとする「モンスターペアレント」が、いまだに減っていないようだ。

   茨城県では、両親が校長に包丁を突きつけて脅したとして逮捕される過激な事態となった。子どもの運動会を巡る「トンデモ要求」が背景にあった。

  • 「我が子のために運動会をやり直せ」と無茶な要求
    「我が子のために運動会をやり直せ」と無茶な要求

教師に「モーニングコールかけて」「家に迎えに来て」

   暴力行為等処罰法違反の容疑で2016年10月4日に逮捕されたのは、茨城県日立市に住む50歳と49歳の夫婦だ。子どもの学校で開かれる運動会を延期するよう、再三にわたって学校に要求していたという。理由は、子どもが体調不良で運動会に参加できないためだった。当然、認められなかった。だが、運動会が開かれている最中にも母親が電話して、延期を求めたという。

   身勝手な要求に学校側は拒否したが、母親は納得しない。校長と担任は翌日、夫婦の自宅を訪れて説明をした。話し合いの最初から興奮気味だった父親が、途中で「運動会をやり直せ」と訴えた。夫婦の手にはそれぞれ、包丁が握られていた。校長が何とか場を収め、けが人は出なかったが、後日夫婦は校長らを脅した疑いで逮捕された。母親は容疑を認めたが、父親は否認している。

   番組スタッフが、同じ学校に娘を通わせている別の母親に話を聞いた。この子も偶然、体調を崩して運動会を欠席したという。しかし母親は「自分の子だけを中心に、というのはありえない」と話した。

   スタジオでは、「モンスターペアレント」が主に6パターンに分類できると紹介した。インターネットを活用して引きこもり・不登校・ニートの悩み相談に応じている「全国webカウンセリング協議会」の安川雅史理事長の分析によるもので、(1)わが子中心型、(2)ネグレクト型、(3)学校依存型、(4)ノーモラル型、(5)権利主張型、(6)暴力型、だ。

   このうちネグレクト型は、親が子の面倒を見ずに学校からの要請にも全く対応しない。学校依存型は、親が教師に「モーニングコールをかけて」「家に迎えに来て」と非常識な依頼を重ねる。ノーモラル型は、昼夜を問わず学校や教師に電話をかけ、無理な要求を突き付ける。

   そして最近、7番目として「SNS型」と呼ばれる困ったパターンの親が増えているそうだ。

SNSに教師の悪口書いて拡散、精神的に追い詰める

   SNS型は、例えば親が交流サイトの自分のページに教師の悪口を書いて拡散させる、また教師のSNSのページを見つけて、その人の男女交際の情報を調べ上げる、といった行為で、徐々に相手を精神的に追い詰めるのだという。

   コメンテーターの経済ジャーナリスト、木暮太一氏は、モンスターペアレントも影響しているのか、近年教師を目指す人が減っている現状を指摘し、「悲しい事態ですよね」とひと言。編集者の中瀬ゆかり氏は、「学校を何かのサービス業と勘違いしているんじゃないか」「お客様感覚でクレームを入れている」と苦言を呈した。

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