2024年 5月 4日 (土)

「食べるな危険」毒キノコの季節到来 「豊作」予感させる不吉なデータ

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猛暑の2012年10月は過去5年で最多の患者数

   降水量はどうか。9月の3都市のデータを調べると、奈良市が256.5ミリ、神戸市が187.5ミリ、仙台市が314.0ミリで、いずれも同月の平均降水量を上回っていた。いずれの都市も、8~9月にかけて「夏が高温、その後に適度の雨量」という条件を満たしていたことになる。そして10月に入ると、各地で最低気温が10~15度程度まで下がってきた。

   過去5年間の毒キノコによる食中毒は、2012年10月が件数、患者数とも群を抜いており、それぞれ51件、155人となっている。振り返るとこの年の夏は猛暑だったようで、気象庁が2012年9月3日に発表した資料を見ると、8月初めは「気温が平年を大幅に上回り広い範囲で猛暑日となった」「北日本と東日本では下旬の気温がかなり高く、北日本では1961年以降最も高かった」とある。

   ほかの年も、過去5年間では10月に10件以上の毒キノコによる食中毒が報告されている。各地で暑い夏だった2016年は、特に注意したい。

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