「保育園落ちた日本死ね」受賞問題が延焼中 選考委員や識者のツイッターも「炎上」

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   「ユーキャン新語・流行語大賞」で「保育園落ちた日本死ね」がトップ10入りした問題は、いまだに賛否がくすぶっている。

   一度は「とても悲しい気持ちになりました」と違和感を表明したタレントのつるの剛士さん(41)は、反響の大きさに「すいませんでした」と軌道修正を余儀なくされた。受賞に理解を示す声もあるが、選考委員のツイッターアカウントには批判が相次いでいる。

  • 「保育園落ちた日本死ね」の受賞に賛否が分かれている(写真は受賞式)
    「保育園落ちた日本死ね」の受賞に賛否が分かれている(写真は受賞式)

古市氏「そうするしかない悲痛な叫び」

   つるのさんは授賞式から1夜明けた2016年12月2日、

「こんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」

とツイート。これに対して多くの反響が寄せられ、12月3日朝には

「『綺麗な言葉を使おうね』なんて一言も言ってないです。そもそも僕も言葉使い良い方ではないですし。。ただ、死ねが流行語??と。そんな声に国会議員が満面の笑みで登壇に違和感を覚えたというイチ視聴者の感想ツイートでした。。すいませんでした」

と追加説明を試みていた。ただ、

「少なくともウチの子供が『◯ね』なんて言葉を吐いたらスペシウム光線でブッ飛ばします」
「そもそも日本好きで何が悪いんだろ。。?」

ともツイートし、やはり違和感を隠せない様子だ。

   社会学者の古市憲寿氏(31)はツイッターで、批判している人の多くは実際にブログを読んでいないと指摘した上で、

「人格攻撃でもなく、あくまでも比喩としての『死ね』と、具体的な他者や人格を貶めるために使う『死ね』は全然違うよ。しかも、他にどうしようもなく、そうするしかない悲痛な叫びとしての『日本死ね』でしょ」

と、「日本死ね」という表現に理解を示した。

   しかし、これには、古市氏を批判するツイートが殺到している。

俵万智氏のアカウントには「『サラダ記念日』泣いている」

   選考委員を務めているやくみつる氏(57)は12月5日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)に電話出演。自身も「日本死ね」には「嫌悪感を示した方」だったと明かしながらも、流行語を選ぶ際には「過激」「穏当」といった事柄は「何の尺度にもならない」とした。

   同じく選考委員の俵万智氏(53)は、現時点はツイッターでは流行語大賞については触れていない。にもかかわらず、俵氏のアカウントには、

「『サラダ記念日』泣いている」
「言葉を紡ぐことを生業にしている人が、『死ね』という言葉を含むものを流行語として選んだことに、驚きに耐えません。詩人としてのプライドや矜持が無い人だとわかりました」

といった選考結果を非難する声が相次いでいる。

   J-CASTニュースが12月2日から行っているワンクリック投票には5日18時時点で2万票以上が寄せられ、最も多かったのが「問題提起としては有効だったが、言葉が汚すぎる。受賞は不適切」で全体の52.8%を占めた。次に多かったのが「問題提起としても意味があったとは思えない。単に不愉快になるだけ」という答えで31.2%。「この言葉をきっかけに待機児童問題に焦点が当たった。受賞は妥当」と受賞に理解を示す声は15.2%だった。

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