日本人が麺をすする時に立てる「ズズズッ」という音に、外国人は精神的苦痛を受けている――。そんな「ヌーハラ(ヌードル・ハラスメント)」をめぐる論争に、タレントのデヴィ夫人(76)が「参戦」した。人生の大半を外国で過ごしてきたデヴィ夫人にとって、音を立てて麺を食べることはマナー的に「許せない」ようだ。「ヌーハラ論争」を取り上げたテレビ番組に出演した夫人は、日本人の麺の食べ方に「最っ低だと思います」と苦言を呈した。「もう、最悪です」2016年12月11日放送のバラエティー番組『特盛!よしもと今田・八光のおしゃべりジャングルトランプ』(読売テレビ)では、「外国人VS日本人『ヌーハラ論争』勃発」と題したコーナーが放送された。コーナー冒頭、番組MCの落語家・月亭八光(はちみつ)さんから意見を求められたデヴィ夫人は、「最っ低だと思います。音を立てちゃ、絶対にダメ」と苦々しい顔を浮かべた。これには八光さんも、「それだけ、日本人の感覚と外国人の感覚がズレているということでしょう」とフォローに回った。それでも、デヴィ夫人の「口撃」は止まらない。番組が、ヌーハラについて外国人から「豚がエサを食べてるみたい」「隣に座りたくないわ」という意見が出ていることを紹介すると、「全部分かります。とにかく、すごい野蛮で、教養のない、田舎っぺっていうか・・・。もう、最悪です」と身を乗り出しながらズバリ斬り捨てた。その勢いに呑まれたのか、番組MCの八光さんと今田耕司さんの2人は、苦笑いを浮かべて頷くだけだった。芸能人の意見に「この方たち、ちょっと...」ツイッターの投稿を端に勃発した「ヌーハラ論争」には、これまで多くの芸能人が持論を述べている。『特盛!よしもと~』の番組では、「日本人側からの意見」の代表例として、「不快に思うなら、食べなくていい」(和田アキ子さん)「きっと羨ましいんですよ。すすれないから」(松本人志さん)「目の前で食べてやるよ!」(ヒロミさん)といった「大御所」芸能人の発言が紹介された。こうした意見に対し、デヴィ夫人は、「この方たち、ちょっとおバカさんだわ」とバッサリ。スタジオでは爆笑が起きたものの、MC陣は「2度と言わんでください」「それはいけません」とフォローに追われていた。
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