2019年 11月 13日 (水)

アパホテル、南京大虐殺否定本「客室から撤去しない」 中国からの批判殺到に「一方的な圧力」

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   南京大虐殺を否定する内容の書籍を日本の「アパホテル」の客室に置いていたとして、中国のネット上で激しい批判にさらされているアパグループが2017年1月17日夕、「書籍を客室から撤去することは考えておりません」などとする見解を発表した。

   問題となったのは、アパグループ代表の元谷外志雄(もとや・としお)氏(73)が執筆した『理論近現代史学』というシリーズ本。文中には「南京虐殺事件が中国側のでっちあげであり、存在しなかったことは明らか」といった主張が綴られていた。

  • アパホテルの客室に置かれている『理論近現代史学』(画像は投稿された動画より)
    アパホテルの客室に置かれている『理論近現代史学』(画像は投稿された動画より)
  • 見解文が掲載されたアパグループ公式サイト
    見解文が掲載されたアパグループ公式サイト

中国ネット「アパホテルだけは使わない」

   騒動のきっかけは、中国人男性と米国人女性のカップルが1月15日に中国のSNS「微博(ウェイボー)」へ投稿した1本の動画だった。

   日本旅行でアパホテルに宿泊したという2人は、客室に「南京大虐殺を否定する内容を含む書籍」が置かれていたとして、その内容を英語で読み上げる中国語字幕付きの動画を投稿。動画の冒頭では、

「この事実を知った上で、アパホテルに宿泊するかどうかを決めるべきだ」

などと呼びかける場面もあった。この動画は1月17日18時時点で7800万回以上再生され、3万件以上のコメントが付いている。

   こうした動画が拡散されたことで、中国人ネットユーザーからは批判が噴出。ウェイボーには、

「日本に旅行に入った際には、アパホテルだけは使わない」
   「今後、アパホテルは使わない。友人にも知らせる」
   「(アパホテルが)中国に進出しないことを祈る」

といった怒りの書き込みが数多く寄せられている(コメントはいずれも編集部訳)。

   こうした状況は日本のネットメディアでも報じられ、日本のツイッターでもアパホテルに対しての批判が相次ぐなど、騒動は海を越えて拡大していた。

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