アパホテルに「情報物の撤去」要望 冬季アジア大会めぐる「着地点」とは

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   札幌市などで2017年2月19日に開幕する冬季アジア大会で、選手村の一部にアパホテルが利用されることになった。アパホテルは、「南京大虐殺」を「中国側のでっちあげ」などとする書籍を客室に置いていたとして中国から非難を受けている。

   このほど、大会の事務局からアパホテル側へ、書籍を含む「客室内のすべての情報物の撤去」の要望があったという。アパホテルは、どう対応するのか。

  • アパホテルの客室に置かれている書籍は「撤去」しないが、要望に応じて「フロントでお預かりする」という(画像はネット上に投稿された動画より)
    アパホテルの客室に置かれている書籍は「撤去」しないが、要望に応じて「フロントでお預かりする」という(画像はネット上に投稿された動画より)

「正式な要請があった場合には、個別に対応を検討」

   アパホテルの客室に設置された書籍をめぐっては、1月15日、中国のSNS「微博(ウェイボー)」に書籍の内容を指摘する動画が投稿されて主に中国国内で批判が広がった。これに対してアパホテルは1月17日夕方、「書籍を客室から撤去することは考えておりません」などとするコメントを発表していた。

   選手村として利用されるのは、「アパホテル&リゾート〈札幌〉」(札幌市南区)。アパホテルを運営するアパグループが1月20日に明らかにしたところによると、選手村として利用することについての打診があった段階で、大会事務担当者から口頭で書籍以外にも「客室内のすべての情報物の撤去」の要望を受けたといい、

「今後、正式な要請があった場合には、個別に対応を検討いたします」

としている。

「撤去する考えはありませんが...」

   具体的な対応方針については、

「言論の自由があり、批判を受けたことを以って書籍を客室から撤去する考えはありませんが、ホテル業として個別のお客様からのご要望に対してはできるだけお応えするべきであると考えますので、個別には書籍をフロントでお預かりすることを含めて対応いたします」

と説明。「撤去」はしないが、要望に応じて「フロントで預かる」というわけだ。アパグループでは

「特別な措置ではなく、ホテル業として当然のことだと考えます」

と、一般的な対応方針であることを強調していた。

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