2024年 4月 29日 (月)

新宿御苑職員、外国人から入園料取らず 「窓口で怒鳴られトラウマに」

「監視カメラがなかったので、今後は検討」

   さらに、「身内に甘すぎだろ」と処分内容にも批判が出ており、なぜ刑事告訴や賠償請求をしないのかといった意見も相次いだ。

   なぜ早く気付かなかったのかについて、環境省の新宿御苑管理事務所では、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「余った入園券の部分を取り消しており、これは売り上げには関係がありませんので、データの報告が上がってきていませんでした。それで取り消し内容を精査できなかったわけです。問題の職員は、一番手前の窓口におり、4台ある自動発券機をまたいで次の窓口があったために、ほかの職員が気づきませんでした。監視カメラもありませんでしたので、今後は設置も検討したいと考えています」

   中国版ツイッター「微博」で、入園料タダが話題になっていると一部のメディアが報じたが、管理事務所では、「ネット上でうわさが広まっていたというのは、存じ上げていません」と答えた。

   職員の休日などに代わりに入った職員も、外国人から入園料タダのことを聞かれたことはないという。

   刑事告訴などを考えていない理由については、「どのくらい入園を取り消したか被害額が精査できず、証拠として上げられないからです」と言う。

   なお、管理事務所には、電話などで、「なぜそうなったのか」「ちゃんとやって下さい」などと1月23日までに意見が数十件来ている。

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